「あなたの罪の意識を消してきてください」
大切な人をかばって、自動車にはねられて死んだ少年、時田修。
彼は「自分が彼女をかばったことで、彼女に消えない傷を負わせてしまった」という罪の意識に苛まれる。
誰かをかばって死んだ、という行動だ
けを見れば、彼は「天国行き」なはずだ。
そう思った死神は、「地獄行き」を宣告された彼を幽霊にして現世に送り返す。
彼は家族に、そして彼が立ち上げた「星空同好会」の面々に手紙を書くが、一向に彼女とは会おうとはしない。たった一人で寂しさを引きずる修。
そんな時、彼は同好会を一緒に立ち上げた、親友の北沢と出会う。
北沢に胸の内を打ち明けた修。そんな彼を北沢は叱咤激励する。
「お前はそんなところで諦めるようなやつなのか?」と。その言葉で目を覚ます修。北沢に天国での再会を約束して、修は大切な人――優の元へと走った。
「あなたのために死ねますか」と、優に尋ねるために。自分のことを忘れて、この先幸せに生きてくれますか、と尋ねるために。
それに優は、きっぱりと言い放った。
「忘れないよ」
負い目ではなく思い出として、修に救ってもらった命を精一杯生きる、と。
抱きしめ合う二人。窓の外では、彼らの最後を飾るように、綺麗な星々が輝いていた。
注意。
・校正が不十分なので、表記ゆれがガッツリ起こっている可能性があります。
・とんでもなく書きづらかったので、途中から若干話のベクトルがぶれてます。
・一応サークルのために書いているものです。
・縦書きで書いてました。いまいちサイトの仕様がわかっていないので、読みづらい個所があったらすみません。
・ルビが飛んでます(文字ごとじゃありません)。
・最初に書いたように校正が不十分な上、構成も不十分なのですが、これ以上遅れるわけにはいかないので失礼します。
テーマはいろいろぶち込みすぎた感じはありますけど、「つながり」とか「諦めないこと」とかかな。背中を押してくれる親友って偉大。
ジャンル区分がよくわからないのでその他にしておきました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-05 22:39:25
10398文字
会話率:51%
基本的に1話完結です。
オチが無い話もあります。
最終更新:2012-08-01 00:02:29
1620文字
会話率:9%