アイラは、ルークス王国の四大公爵、文のモルガン家の長女である。
生来病弱だった彼女は、7歳の時死の床に伏すが、その最中彼女は前世で事務員だった事、亡くなる直前に惹かれた朴訥で切ない歌声のアーティストの事を思い出す。
そして、昏睡状態から別人
のように回復した彼女は、5年の月日をリハビリと勉学に費やし、ようやく普通の令嬢として生活をしようとした矢先、家族の問題で一時的に別荘に住む事になる。
そこで起こった様々な出来事の中、最愛の人の死を受け入れられないアイラに父は年の近い護衛を付ける。
護衛のアーネストと心が通い出した頃、モルガン家所有の『摩天楼』と呼ばれる建物を真近で見たアイラは、不思議な思いにかられ、その日以来、アイラが落ち込んだりすると、夢の中に黒い騎士が現れるようになる。
あらすじ改定2018.06.25.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-13 18:00:00
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