「なんで私の話を1番最初に持ってくるのさ」
「だって狭霧の話を冒頭に持ってくれば大体の話は変じゃないでしょう?」
「どうせわたしらが集めた話はよく分からん感じにしてるんだから、意味不明なのが1番最初でいいじゃない」
「ってかまずなんで自分た
ちで千夜一夜とか遠野とか、そう言うもの作ることにしたんだか」
「だって面白いじゃん」
これは世界の表舞台に忘れられた者の物語。
舞台になるは東方の、西方の、北方の、南方の、中央の幻想世界。
或る者は表から裏に入り、或る者は居着き、或る者は暮し、或る者は交わい、或る者は出て行く。或る者は辿り着き、或る者は流れ着き、或る者は連れられ、攫われる。関わる上で必要な事は現代社会よりはみ出している、外れていること、ただそれだけ。外れていれば本人にその気が無くとも巻き込まれ、外れていなければ辿り着けない、そんな物語。そしてこれはそんな物語の記録。
綴られた不思議な者の幻想的な物語、これより開闢。
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支離滅裂なのは仕様。分かりづらいのも分かりやすいのも入り混じっています。タグは役に立っていない可能性もあります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-08 12:20:02
25236文字
会話率:53%