その宿屋は新区画にあるにしてはきれいで静かで、だからニキータはそこを宿泊先に決めた。
さる目標を抱いて訪れた王都で彼女が偶然に入った宿屋、その屋号を『銀の狐亭』。
……ただし、その宿屋は二号点で……
店主は十六、七歳ぐらいの、真っ白い獣人の
少女だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 00:09:54
16547文字
会話率:42%
生まれた村から追放された時、彼は『前世の記憶』と不死身の『チート能力』に目覚めた。
なにをしても死なない男は、同じく追放された者をまとめあげ、力をつけ、いずれ国を興すことになる。
これはモンスターがあふれ、滅び行くだけだった世界を救った男の
物語。
いずれ国を興し、初代国王として数百年先まで名を残す羽目になった男と、その仲間たちが大陸を横断し様々な集落を巡る、建国の冒険記。
※この物語は同作者の『セーブ&ロードのできる宿屋さん』のスピンオフです。本編から五百年ほど前の話になります。
※一部にネタバレをふくみます。書籍版4巻相当(十一章まで)読んでいればネタバレに先制攻撃が可能です。そこまで深刻なネタバレはないと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-07 10:00:00
484104文字
会話率:28%
※この話は『セーブ&ロードのできる宿屋さん』を十一章(書籍4巻分)まで読んでいる読者向けです
赤ちゃん、拾った。
『不死者殺し』を目的に掲げる不死の少女『月光』は、ある日隠れ家そばで赤ん坊を拾う。
ヒマつぶしにはちょうどよかろうと思って子育
てを始めるのだが、それはとてもヒマつぶしどころではなく……
本編よりむかしむかしの物語。
本筋とは関係のない、ある親子の記憶。
※作者が月光をPCにしたTRPG動画完結記念に書きました折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-07 11:55:09
14576文字
会話率:25%
シスターリゼは今日も教会の中で勇者が【セーブ】をしにやってくるのを待っていた。
勇者は【ロード】をする事でいつでも前回【セーブ】をした場面に戻って冒険をやり直す事できる。
本来【ロード】とは勇者が窮地に陥った時に止むを得ず使用する
ものなのだが、この勇者はろくでもない男でいつも魔王討伐とは無関係の下らない私的理由で事ある毎に気軽に【ロード】を乱用していた。
勇者が【ロード】する度に前回【セーブ】した時点以降の世界は初めから存在していなかったかのように跡形もなく消えてしまう。
一般の人々にはその時の記憶は一切残っていないが、勇者とリゼの二人だけは覚えていた。
消えていく世界の事なんて全く気に留めていない勇者とは対照的に、勇者が【ロード】をする度に【セーブ】した時点以降に行ったありとあらゆる労力が全て無駄になってしまう事にリゼはストレスを溜め続ける。
やがて魔王が討伐された後も一向に【セーブ】と【ロード】の乱用を改めようとしない勇者に対してリゼは密かに企てていた合法的なトラップを仕掛けた。
※アルファポリスにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-27 22:40:52
9836文字
会話率:34%
現実(リアル)なんてクソゲーだ。
それは月城奏斗が17年間生きてみて感じたこの世界に対しての総評だ。
大切な人を失い生きる希望を無くした奏斗はある日自殺を図る。
しかし、知らない声に呼びかけられ奏斗が目覚めたのは自分の部屋の中。
しかもそ
の声の主はファルサと名乗る悪魔だった。
ファルサは奏斗にセーブ&ロードの能力を与えもう一度リアルをやり直すように言う。
そしてこれをゲームであり、クリア報酬になんでも1つ願いを叶えると宣言する。
最初は拒否していた奏斗だが自分を殺すことを条件にこのゲームをプレイすることを決意する。
これは死ぬために生きる少年の2周目ライフを送る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-13 08:44:44
6672文字
会話率:53%
石川伸之は夏休みに車道で引かれかけた猫を助けたが死んでしまった。
ひかれたのはもちろん、トラックじゃないけどね。
身を挺して猫を助ける僕の生きざまに感動した神様から
セーブ&ロードの力を貰い異世界で生き抜くことを決意した。
最終更新:2018-02-14 19:00:00
4588文字
会話率:14%