西暦3014年、人類は地下世界での暮らしを送っていた。
500年前にどこからともなく現れた侵略者の攻撃に長く脅かされ続け、
ついに地上を捨てざるを得なくなったのだ。
もはや人類の誰一人として本当の空を知らない世界。
それは二人の少女も例外
ではなく――――
そして「彼女」は侵略者と戦うために飛び立つ。
「私」はそれを見届けることしかできなくて……
これは二人が、終わりの始まりへと向かっていく物語。
「……ねえ、本当の空の色って、こんなに綺麗だったんだね」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-08 09:58:47
14646文字
会話率:35%