この春高校2年になる万城一空は、3月末に事故にあって死んでしまう。
次に目を覚ますとそこには、閻魔を名乗る人物が立っていた。
――お前は今日死んだのだ――
しかし、一空はそれは受け入れらず生き返らせてくれと懇願する。
そこで閻魔と一空は
生き返るために《一年以内で世界征服をする》と無謀な条件の契約を交わす。
その後、閻魔の助言で学園のある部室へ向かうと、そこで出会った人物に常識では考えられない言葉を言われる。
「7年前の戦争を止め、今この世界を牛耳る【神の名を継ぐ者】達こそが、戦争を起こした犯人だ」
一空は、その言葉の真意を確かめるため、過去に交わした命の恩人との約束を守るためにも、世界征服目指しストラップ魔法を使用してその一歩を踏み出す。
ストラップ魔法は、魔法的な力を凝縮しストラップにして現代に対応させた物だった。
ストラップの紐を抜くことで解除され使用でき、強力な力を使える。
ただし、使用者はストラップに選ばれた者しか使えず、更には代償も伴うものであった。
一空のストラップ魔法は、3回イメージした物を出現させるもので、代償は3回の使用回数が減るごとに体が重くなることだった。
更に、一空には自身でも知らない秘められた力があった。
それは7年前の戦争時に人の手で造られた禁断たる4つの力の1つ【野性】という力だった。
その力が再び、大きな歯車となり運命が動き始める。
そして、一空の前に立ちはだかるのは想像もしていなかった出来事ばかりであった。
一空の壮絶な一年物語が今幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-29 19:06:40
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