バスケットボールに夢を追い続けた少年が、差別を受け、正当な評価を受けることができず、それでもアメリカの大学に留学し、懸命に頑張るが最後の差別で心が折れてしまう。
しかし、帰国した彼は、見守り続けてくれた相良高校理事長のもとで、英語教師となり
新たなスタートを切る。
決して強くはないが、楽しいバスケットを目指し、彼の人生がだんだんと楽しくなっていくのを見て、理事長は救われたような思いがする。
やがて、子供達の夢を砕き続けてきた者達が報いを受けて行く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-23 07:41:29
21023文字
会話率:49%
ふとしたことから学生時代のマドンナ、下山奈津子と再会した真木(まき)一樹(かずき)は幸福な時間を過ごすが、突然去っていった彼女にもう一度会いたくて、同窓会に出かけて行く。
しかし、そこで彼女が2年前に亡くなっていたことを知って愕然とする
。
それは誰かのいたずらか…… それとも霊だったのか……
彼はこれを機に、妻と再出発し子供を授かったが、彼女はどこへ消えたのか、彼女は誰だったのか、そんな思いをいつまでも引きずっていた。
しかし、3年後、妻から見せられた長崎明子の『ただ話したいだけなのに』という小説を読んで、彼は怒りに身体を震わせた。
その真実は……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-07 03:00:00
34492文字
会話率:51%