閏年の二月二十九日に生れた僕は、その暦通り四年に一度しか歳をとらない。
実年齢七十六歳にして見た目高校生。なかなか変わらない僕と変わっていく世界。
皆と同じ時間を歩いて行けていたら、どんなに良かっただろう。
『同級生はみんなどんどん
年をとって大人になっていく。好きになったコも
誰も待ってくれない。
いつかは僕だけをおいて、逝ってしまう。
バケモノと言われる、そんな自分の存在価値はあるんだろうか。
なんのために生き続けるのか。
取りあえず生きてる。
そんな僕を友人たちが支えてくれた。』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-13 01:34:35
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