異世界に迷い込んだ私の仕事は、物語を作る為の基礎データになる事でした。
私の名前はれんげ。
元の世界では大学2年生だった。サークルの飲み会で先輩に記憶がなくなるまで飲まされて、そこから覚えていない。気づいたらこの世界にいた。
ぶっ倒れてい
たところをグラマラスで喧嘩が強いマーメイと、何をやるにもやる気がないユーゴさん(何故か関西弁訛)に助けられ、彼らの経営する【インサイドビルド】で住み込みで働く事になった。
彼らの仕事は依頼主の求める物語を作る事。
まるで近未来のようなデジタルが生活の一部となった世界。人々は多くの道楽に飽きて、やがて本を読むように自分一人の為に作られた自分の望む内容の物語をデータとして買うようになった。そのデータを読み、空想に浸るのが今の流行りなのだそうだ。
そんな物語を作り、売る、インサイドビルド『マーメイド』。
単純にAIに作らせただけの物語との格差をつける為に、マーメイドでは人の記憶からリアリティや思わぬ発想力を取り入れるシステム【レコードメモリーシステム】を用いていた。
そのシステムに異世界の記憶を持つ私が起用される事になり?!
一癖も二癖もある客とマーメイドの従業員。中でもレコードメモリーシステムの開発者であるユーゴは危険な男(?)で?!
物静かに目立たぬよう生きてきたれんげは、果たしてこのパンクな異世界で無事に平穏な日常を掴む事ができるのか……?(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-14 20:28:19
65763文字
会話率:31%
交通事故で死にかけていた僕が転生したのは、科学と魔法が発達して近代的な街並みを誇る異世界だった。
魔人である僕を狙って、テロリスト、ヤクザ、企業の非合法工作員、陸軍情報部、……様々な勢力が銃口を向ける。
ヒロインはネカフェに引きこもる
妖精? 唯一の癒やしは元アイドルのネコミミ借金ギャンブラー? ラスボスは全身義体に換装した女エルフの宮廷魔術師?
ロクでもない奴らにしか出会えない僕は、異世界を生き延びることができるのか!? 相棒は万能の魔法スペック、――無双はできる!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-24 17:23:12
171186文字
会話率:37%