ドーカ、賞金が出る大会が恒常的に行われているネットTCG。
その世界ランキング1位に返り咲く『低符の皇帝(エンペラーオブローレア)』こと武士道(ブシドウ)華努(カド)は、このドーカを主催している会社、ドーカの創始者武士道帝輝(テイキ)の孫で
ある。
華努は、老衰で余命いくばくもない祖父に会いに行くが祖父のコネでドーカの役員をしていた無能な母方の叔父が祖父の隠し財産を狙って祖父の家に忍び込んでいた。
そこで祖父が命懸けで作り上げた低レアで勝つ為の方法をまとめた資料を見つけそれを台無ししてしまう。
それを知った祖父が驚く中、謎の少女が現れ、契約不履行を訴える。
色々なやり取りの後、華努とその二人の姉は、信じられない話を聞くのであった。
祖父は、実は、ドーカの世界観が広がる異世界から転移してきた者であり、レア度が絶対のその世界の概念を変える為に符闘(カードバトル)を練磨出来るこの世界に来て、出来るだけ多くのデータを得る為にドーカを作ったというのだ。
その集大成である資料を自分の寿命の終わりと同時に送る事で少しでも産まれた世界を良くしようとしていた。
その為の資料が無くなった事により、その取引をした女神が現れて、契約不履行を指摘して来たのだ。
それを見た華努は、資料の代わりに自分がその世界に行って低レアで符闘に勝てる事を広めて見せると宣言する。
猛反対されるが華努の意思は、変わらず、二人の姉は、そんな華努と共に祖父の産まれた世界に転移するする事になるのであった。
こうして、異世界転移した華努がレア度が全てのドーカの世界で低レア無双する物語である。
コロコロの様なTCGを中心としたお話になります。
ある種の主人公無双。
一応チートもありますが、基本TCGでは、低レアで勝つのをメインとしてます。
普通ならローレアって言葉は、あまり使われないと承知しています。
コモン、アンコモン、レアって感じにするのが一般的なのでしょうが、ここは、敢えて○○レアで統一しています。
数値の八個の並びは、白黒桃赤青紫黄緑って感じの属性、恵力の数値の表記になると思って居て下さい。
因みにゲーム内の言葉の英語の読みは、ドーカの世界で使われている専門用語って扱いになってます。
2019のGW連休に思いついてだけの話なので、人気が出なければ続きません。
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37736文字
会話率:41%