公立高校で生物を教えていた阿久津誠二と化学を教えていた伊与田佐之はリモート授業中にダーウィン賞受賞級の愚かな死を迎え、コキュートスを名乗る老紳士に映画館風の謎の空間に招かれる。
「愚かな君たちの”その後”がみたいんだ……、ついでに”ギフト
”もあげよう……、祭りのヨーヨーみたいなものだが」
ギフトに疑念を持ちながらも阿久津と伊与田は幻想生物と魔術のまかり通る異世界に旅立つのだった。
そこには異人や異物を収集・保護する『ディペイズマン学会』と呼ばれる組織が存在し、二人は”フール”と呼ばれる愚かな死に方をして異世界に飛ばされた人々に分類される。
「魔力の流れる異世界で【淘汰された人間】はどこに行くのだろうか?」
死に様で終われない冒険譚
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阿久津誠二の備考または記録
*赤の女王仮説:「他種との絶え間ない争いの中で生物種が生き残るためには進化を続けなければならない」という仮説。『不思議の国のアリス:ルイス・キャロル著』より、
赤の女王「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない」という言葉が元になっているとされる。
死人の俺がいるここはどこにいるのだろうか。
死してなお別の場所で生きながらえる俺な何なのだろう
女王の赤いレースを外れたのだからここはおそらく……、
_____________________折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 23:47:35
9451文字
会話率:31%
ティルダは、聖女と呼ばれ民のため国のためにその力を捧げて来た──はずだった。
だが、ある日目覚めた彼女は見知らぬ氷の宮殿にいた。宮殿の主を名乗る魔王ジュデッカは、彼女は死んで氷の地獄コキュートスに堕ちたのだと語る。
「いいえ、ここが地獄
だなんて信じられませんわ」
だが、寝る間も惜しんで聖女業に励み、そして過労死した(らしい)ティルダにとっては、何もしなくて良い氷の荒野は「天国」だった。
神代の怪物、傾国の美女、歴史に名を遺した名将──地獄に堕ちた聖女の存在によって、コキュートスで氷漬けになっていた罪人たちも目覚め始める。あまつさえ氷の地獄にはありえない花まで咲いて。魔王は頭を抱え苛立ち始める。
そして、ティルダの本当の死因と罪が明らかになっていくが──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 18:08:36
215998文字
会話率:45%
美しいものに出会った時の凍える様
最終更新:2022-02-16 11:18:20
212文字
会話率:0%
17歳の古永小春は寝台列車に乗り、温泉郷タマノイを目指す。
途中、猫の神様や列車強盗に出くわす。
ちょっと不思議なやわらか旅小説。
最終更新:2021-06-12 09:14:39
4287文字
会話率:19%
人間は、死ぬと体から魂《ソウル》が抜け落ちる。
そしてその抜け落ちた魂が憎しみで満たされている時、その魂は成仏することなく人間界に留まり、異形の者《ルクシア》へと変貌し、憎悪の相手を探し無作為に人を襲う。
突如世界中に現れた大量
のルクシアの襲撃に巻き込まれ致命傷を負わされた主人公--門音燈利は《コキュートス》というルクシアを倒す機関に保護され、そこで戦士となり戦う事を余儀なくされた。
そこから燈利はルクシアと人間との闘いに身を投じていくこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-14 23:49:47
107129文字
会話率:47%
突然、夢の中に悪魔が現れた。俺は悪魔と契約を結ぶ。そして、コンプレックスを直したつもりが……。
最終更新:2018-07-03 18:30:47
923文字
会話率:57%
テレビで流れる魔王の名前。人間にあっさり払われる雑魚の姿に、コキュートスに封印されし魔王ルシファーはついにお怒りになられた。
最終更新:2018-01-31 04:20:38
3148文字
会話率:35%
メイド見習いのメアリーは、邪悪な魔女ルブルを数百年の眠りから復活させて、彼女の右腕となって動き、現代の魔女である女帝ローザと彼女の支配する街であるディーバを手中に収めようとしていた。
一方、ディーバでは、数百年もの間、鎖の封印によって繋がれ
ていたジュダスという狼の姿をした魔王の封印が解かれようとしていた。
闇の怪物たちが暗躍する異能者バトル、暗黒のゴシック・ロマン・ホラー開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-14 16:24:24
148147文字
会話率:23%
沈んでいく世界は、なんて美しいものか
最終更新:2017-04-10 09:24:37
286文字
会話率:0%
とある県のとある学校にはある噂が流れていた。夜9時になると学校の一階の渡り廊下の奥に地下へと続く階段が現れるという噂である。
最終更新:2016-11-28 18:16:05
4084文字
会話率:53%
この世界『コキュートス』には6つの種族が存在している。
しかし彼らの均衡は長い年月保たれたままで、何も始まる事が無く、そして何も終わる事が無い。
だから“彼”は選択した。
異端である“彼”にしか出来ない事を。
最終更新:2016-03-13 07:59:36
2143文字
会話率:8%
近未来の日本。
東京湾の中心には国際的テロリストや重犯罪者、そして超能力を持った犯罪者などを特別に収監する刑務所があった。
通称をコキュートスと云う。
警視庁公安部の捜査官、兵藤と佐武は世界同時多発クラッキング事件の捜査のため、コ
キュートスを訪れていた。
コキュートスに収監されている囚人の中に、クラッキング事件のコンピュータウイルスを作ったと考えられるクラッカーがいたからだ。
それは銀髪に緋色の瞳をした、十歳ほどの少女だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-17 23:00:00
30411文字
会話率:58%