オレは『変身』の大精霊シー。昔々、戦狼族の大英雄ベオウルフと一緒に、邪神ウルを討ち倒したちょっとスゴイ精霊だ——ったんだが……どうやらオレはしくじっちまったらしい。おかげで相棒のベオは相打ちで死んじまったし、契約精霊のオレも共倒れ。そのまま
ポックリ逝っちまった……。情けねぇ、情けねぇよぉ~、ベオ~!
と、思っていたら。ポックリ逝ったオレが目覚めた場所は最期に邪神と戦った場所ではなく、見知らぬ遺跡の中!
しかも……何とビックリ! オレが生きた時代から千年も経った世界だった!
そう。何とオレは、所謂タイムトラベルなんてヤツをしちまったらしい……。訳も分からず——しかし、内心ドキドキワクワクしながら——未来の世界を観光していたオレの目に映ったのは、紙やら火薬やら羅針盤やら……、オレの心を躍らせてくれるような物ばかり! 未来スゲェェェェ~~!! イヤァッフゥゥゥ~~!!
……が、しかし。オレの心を躍らせ無いものが一つ。
——そこにいたのは、迫害される一人の戦狼族の女の子だった。
これは、天真爛漫なワケ有りケモミミっ子と、少し知的好奇心が旺盛な精霊の出会いから始まる壮大なるサーガ。
その名も——【ケモミミのサーガ】だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-30 00:06:35
134384文字
会話率:38%
私立迫桜高校の三年生、金城賢介は、ある日クラスメイトらと共に異世界に転移することとなる。箱庭世界である『アスガンティア』は『魔獣王』と呼ばれる勢力に制圧されかけていた。そんな中、勇者として呼ばれた賢介ら。しかしながら、賢介を除くクラスメイ
ト達が皆、規格外で破格のスペックを有する中で、賢介だけは貧弱で軟弱なステータス。そして、与えられた技能はたった一つ『大食漢』だけだった。クラスメイトらから詰られ、いじられ、馬鹿にされる日々。しかし、この技能が、後に壮絶な能力であることが発覚していく━━━━。※設定がガバガバだったりしますが、適宜修正していきます。ペースは不定期です。どうぞよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-04 22:03:39
87821文字
会話率:37%