「自販機前のグレーチングに馬鹿野郎」
私の所属する同人サークル猫と鯰舎にて執筆した、歌詞シリーズです。
曲はついておりませんので、みなさまの頭の中で再生していただけると嬉しいです。
※当シリーズは“板近 代”(原作・執筆)と“だりを”
(編集・イラスト)による同人サークル『猫と鯰舎』の作品となります
※当シリーズは『猫と鯰舎』ホームページにも掲載されております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 21:22:06
2400文字
会話率:0%
「夏のホラー2020」
裕太はグレーチングが苦手だ。歩道にある鈍い銀色のそれ。歩いていても避けて通る。溝蓋だけではない。街の中には地下鉄の通気口に使われている、それもあるのだ。
耳をすませば音が聴こえるというそれ。四角いその上を裕太は
絶対に歩かない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-19 16:45:16
2307文字
会話率:16%
市会議員を目指す会社員の私が通勤路で見かけるカッピカピのゲロ。美しい街を目指すため、嘔吐を繰り返すものに罰を与えることを考えるが、後輩に反論される。――酒に酔って嘔吐するものには、大人としてのモラルはないのか――。憤りを感じさせる、ゲロ甘く
ないヒューマンドラマ。皆様の街は綺麗ですか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-27 09:54:42
3858文字
会話率:30%
財布を落とした。側溝の中に。
あれは俺の全財産。あきらめてしまうわけにはいかない。
格子状のグレーチング。それに手をかけ、力いっぱい引っ張った時。
水をかく足音が、格子の下から響きだす。それが止むや、落とした財布が地下から飛び出してきたん
だ。
一体、足の下になにが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-20 20:04:56
3982文字
会話率:15%