草原地帯で休息していたピエリスティアことエリスと大久間祐樹。ふと、エリスは鞄の中に入っていた一冊の本を手に取る。それは、この旅を記録していこうと決めた時に家から持ってきた手記だった。
まだ何も書いていなかったのに、何故か数ページに渡って記
録がされている。そんな覚えはないとエリスは首を傾げつつ、手記を開いた。
そこに書かれていたのは、不思議な体験。世界を跨ぎ、そこで出会った人々との交流。初めて聞く言葉や、初めて見る物。
そして、一匹の白い獣との遭遇と、そこで起きた一夜の奇跡について記録されていた。
※この小説はなろうユーザー名『るぷす笹』さんとのTwitterクリスマスコラボ企画として書いた小説で、るぷす笹さんの『online life【オンライン・ライフ】』と拙作『アナザーワールドプレイヤー ~異世界に迷い込んだ刑事と弱虫少女が歩む未知の世界~』とのクロスオーバーです。私の小説の時系列的に言うと、第四章に至る前の時期のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-25 21:25:47
28377文字
会話率:28%