有能だけど人の心が分からない高校生男子の赤倉くんは、クラスの女子の青井を怒らせる。青井がクラス劇の衣装作りを自分でやるって言ったのにやってこなかった。それに赤倉くんは「できないなら最初からできないと言って欲しかった」と言ったのだ。でも事実。
何がいけないの? 外階段で二人、赤倉くんは青井と二人で会話する。発想がズレすぎてる赤倉くんの視点で、青井の気持ちを探る心理ミステリーラブコメ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-24 06:46:56
8150文字
会話率:48%
荒野の決闘を思わせるような曲が流れるうちに幕があがる。そろいのセーラー服に、それぞれ寸をつめたり、スカートの丈をかえたり、リボンの結び方が違ったり、それぞれ制服でありながら個性を主張するいでたちの十数名の集団が、スケバンのゆきを中心に、
ドスをきかせながら(本物のワルになりきれない可愛さを残すこと)客席奥を睨んでいる。睨んだその先には(客席後方)違う制服の集団が似たような人数、いでたちで、舞台上の集団を睨んでいる。こちらのスケバンはさくらという。双方手に、百均のビニールの刀、ビニールのバット、水鉄砲など、いかにもチープな得物(武器)を構えている。
前者を白梅学園女子中等部やさぐれ白梅隊と言い、後者を八重桜女学院中等部はみだし八重桜隊と言い、戦前の女学校時代からの宿敵同志である。この年、とある理由から何十年ぶりに、両校の中ほどに位置する桜梅ケ原と昔は言った、桜梅公園の東西にわかれ、果し合いの寸前である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-30 06:12:16
4278文字
会話率:4%
姉の由美に誘われて文化祭に来た舞美が、かっこいい人見っけ!とミーハーな気分で見ていたら
姉のクラスメートで、文化祭を姉と代わってその男子が見て回ってくれて
姉が桜姫という役をクラス劇でして。
高校の受験先を姉が通っている高校に決めたり…。
最終更新:2020-05-16 16:06:40
4087文字
会話率:58%