彼女は、自分にとって、全てだった。
生きる意味
生きる価値
存在理由
全てが、彼女ありきだった。
幼くみすぼらしく、汚い自分を拾ってくれて
拙いながらも育ててくれて
……料理は酷かったけれど、彼女は自分を、俺を、愛してくれた
俺にとって
の世界の中心は、彼女だった
でも、彼女は―――
俺は、何が何でも彼女を守ろう
何が何でも、彼女を救おう
かつて、俺が救われたように
俺から彼女を奪うのであれば、誰であろうと赦さない
仲間だろうと、一般人だろうと、王だろうと、神だろうと
絶対に、赦さない
愛している、愛している
俺の、俺だけの魔女
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-30 11:35:51
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