沖縄県糸満市にある琉球ガラス工房〈大城硝子〉。工房主の大城靖を筆頭に、十名にも満たない職人と従業員が運営している。
そこへ、アートライターを名乗る貝原義史が取材に訪れる。東京の出版社に勤め、主に伝統工芸とその製作者を追っているとのことだ。
靖は職人見習いで甥の理久を呼び、工房の案内を任せた。
「十七歳か、おじさんの半分だ」
年頃になり家族とはほとんど話さない理久だったが、よろしくね、と笑顔を見せる義史には、これまでにない感覚を覚える。
〇2016年6月の沖縄を舞台に、社会問題や思春期のもどかしさに触れるヒューマンドラマ風
沖縄に憧れる陽気なアートライターと彼に憧れる未熟な職人見習いのお話
※同性相手への恋慕、異性間の絡みをほのめかす描写あり折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-16 09:00:00
61101文字
会話率:40%
終戦後、ガラス玉が降る街。
人々の心は暗く澱み、霧の中に閉ざされてしまった。
ガラス工芸職人の父は、街の人々と娘のわたしを守る為、その命と引き換えにガラスの騎士を創造した。
最終更新:2023-05-29 20:01:00
7625文字
会話率:9%
ガラス工芸が発展している街で、ステンドグラス職人として働く15歳の少年、シエル。これは、街の守護者となった彼が厄災を浄化し、自分を知るための物語。
最終更新:2022-10-06 22:06:49
18587文字
会話率:36%
ある県の山奥でひっそりガラス工芸士として働いてる僕。一生懸命努力して月に何件かはオーダーメイドの依頼が来るぐらいの職人になれた。でも……僕知っちゃったんだ。この世にはガラスで作る宝石なんかよりももっと綺麗な『宝石』があることに。
最終更新:2022-08-05 18:43:43
4429文字
会話率:14%
社会人として失敗し、
人生について悩んでいる野村ひなた。
彼女は一夏を、ガラス工芸の一家の元で過ごすことになる。
生き辛さを感じる全ての人へ。
最終更新:2019-09-24 11:55:09
1116文字
会話率:27%