鹿島鳴海。23歳独身。
仕事はアウトドアグッズ事務。
チャームポイントは口が悪い事。
私が祖父から相続したのは、瀬戸内海に浮かぶ無人島『雛ノ山島』。
ごつごつとした岩山がそびえ立つその島には、超イケメンの妖怪が住み着いていた。
最終更新:2020-06-26 16:06:58
4079文字
会話率:47%
ある日。ざんざんと雨が降る金曜日の事。
何の前触れもなく鳴らされたチャイムに、少しだけ妙なものを感じながら受話器を取るとこの世のものとは思えないほど沈んだ声が聞こえた。
何事かと、慌てて玄関をあけるとそこに居たのは長い黒髪をだらりと垂
らしたずぶ濡れの女。
ゆらりとこちらに近づいて、俺の名前を呼ぶその女は……
「悠馬ァ!またフラれたぁああああ!」
その女は、俺の好きな女だった。
始まりはある日の金曜日。代わり映えのしない日常の中で、面倒臭え奴らの面倒臭え恋愛コメディが始まる。
ノベルアップ+にも三話まで公開しています。(追いつく予定です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-14 20:10:56
9389文字
会話率:42%