卒業パーティでアメーリア・フェリド公爵令嬢は、幸せに包まれていた。エスコートするのは婚約者のリーク・ユリー公爵令息。卒業後は結婚する予定の令息だ。だが、いきなり国王陛下が、「アメーリア・フェリド公爵令嬢。そなたはエルド第二王子殿下と婚姻する
ことをここに命じる」
と王命を下した。
あまりのショックに崩れ落ちるアメーリア。
エルド第二王子は粗暴で尊大な王子で有名だった。
リークは最初こそ、公爵家から抗議をすると言ってくれたのだが、手のひらを返したように王命には従うべきだと言い出す始末。
傷ついたアメーリア。だが、エルド第二王子と結婚したくない。アメーリアはある方に助けを求める事にした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 14:30:35
6354文字
会話率:32%
「ねぇ、いい加減気付いてくださる? レオンは貴方なんて好きじゃないの、私を愛しているの、さっさと婚約解消してレオンを自由にして頂戴」
春の訪れを祝う園遊会の最中、美しい声で居丈高に告げたのはシルヴェストル公爵家のマルティーヌ・リオンヌで
、言われたのはアルノー伯爵家のニナ・アルノー令嬢である。そして問題のレオンとはバルテル伯爵のレオン・バルテルの事で、ニナの婚約者なのだが、何故かマルティーヌをエスコートしてこの場にいる。
ニナは困ったように頬に手を添え「あらまぁ」と零した。
ニナとレオンは婚約者であるが、ほぼ没交流である。そしてレオンが最近何かの集まりでエスコートするのは決まってマルティーヌ。ニナとレオンの婚約は失敗だったのでは? 婚約を解消するつもりでは? と親達も含めて周囲は考え……そして喜劇の幕が開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 22:19:37
14580文字
会話率:33%
エレノアは、エティリール伯爵家の役立たずと言われ、せめて役に立ってくれと。アスガンド公爵家の後継、アルバートとの婚約が家同士で取り決められた。
しかし、アルバートはエレノアに冷たい態度を取り、パーティーではいつも侯爵家の令嬢、デイジーをエス
コートするのだ。
その日のパーティーも同じだった。彼が現れるまでは。
「彼は一代で巨万の富を築き上げたという」
その商人が彼女の世界を変えるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-15 23:49:41
11502文字
会話率:68%
僕で良ければあなたのお相手を、、、!
僕は女性をエスコートするのがかなり上手なようだ!
さり気なく、彼女に気を遣える男
最終更新:2019-11-12 03:00:00
1922文字
会話率:35%