星《ねがい》が繋ぐ現在《いま》と未来。
ジュリウスに告白した海貴也は、彼の体調面を心配してカフェの手伝いを始めた。自分の過去を明かしたジュリウスも、表情や接し方が少し変わり、恭雪の強引なコミュニケーションもなくなった。三人で話す
こともしばしばあり、海貴也とジュリウスを取り巻く環境は少しずつ変わってきていた。
ある日。海貴也は上司の坂口に、友人との食事に誘われる。しかしそこで会ったのは、去年別れた元カレの亨だった。居た堪れない同席を何とかしのいだ海貴也だったが、亨に償いたいと言われ、また連絡を取り合うことになってしまう。
亨とまた繋がってしまったことでジュリウスに後ろめたさを感じ始める海貴也は、初めて見る亨の一面に戸惑いながらも、甦ってくる心の記憶に翻弄され始める。
そんな中、二人の異変に気付いた恭雪にもある変化が表れ、ジュリウスもまた、異変の波にのまれてしまう。
海貴也、ジュリウス、恭雪、亨。四人の交錯する想いは、何処へ行き着くのか─────。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-19 13:07:11
171229文字
会話率:50%
コーヒーは苦手だけど、嫌いじゃない。
失恋をして、都会からとある地方の小さな町に引っ越して来た海貴也。彼は今まで、“本当の恋”をしたことがなかった。新生活の願掛けに立ち寄った寺で、偶然見つけたカフェ。そこで、プラチナブロンドの外国人店
主のジュリウスと出会う。無意識に彼が気になる海貴也は店の常連になり、二人は次第に親しくなる。けれどジュリウスには、周りに隠している“体質”があった。
ある日、パティスリーのオーナー兼パティシエの恭雪の存在を知ると、二人のただならない関係に海貴也の心は複雑になる。
そして、あることからジュリウスとの擦れ違いが生まれてしまい、それをきっかけに彼の“体質”と、密かに抱えた深い心の傷を知る。─────
ジュリウスの“体質”とは何なのか。外国人の彼が何故、異国の小さな町でカフェを開いたのか。ジュリウスの苦悩と、海貴也が直面するジュリウスの真実を、読んで頂けたらと思います。
一応BLではありますが、過激な表現はないので苦手な方でも読んで頂ける内容です。
続編あります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-14 20:52:59
114268文字
会話率:39%
私は世に言われる『アルビノ』
太陽に嫌われた私は許された三十分だけの自由を過ごす。
真夏のある日、私は絵描きの彼を見つける。
そして私はーー
最終更新:2019-05-26 14:43:51
3887文字
会話率:44%