剣と魔法のファンタジー。勇者が人類の危機の為に魔王を倒す。
しかし勇者はいなくなった。勇者だけで無く魔王もいなくなってしまった。
そんな世界でも時は過ぎる。十年もの歳月が経った。勇者と魔王がいなくなった傷跡はまだまだ残っている。
それでも
少しずつ世界は良くなっていた。
そんな中で一軒のバーがあった。バー『キングダム』
マスターはちょっとした拘りがあった。
提供するのはお酒ではなく、安らげる時間。穏やかで落ち着いた時間をカクテルと共に楽しんで欲しかった。
彼がどんな存在か知る者は少ない。
ここに一人いた。名前はヴェール。魔王の側近[だった]男だ。だが彼は何も語らない。
店にいる時の彼はただの常連なのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-16 02:37:58
12125文字
会話率:19%
少女はひたすら問いかけ続ける。
人に、自分に。
ねーねー、なんで、どうして?
一人の少女がひたすら疑問を投げかける話。答えが出ないと気づいた後でも、問いかける事をやめない人間の話。
最終更新:2010-01-01 21:19:36
4598文字
会話率:23%