「“欲望を刻む牙”とは、どういう意味だ?」
真顔でエロ比喩を朗読してくる婚約者(騎士団長)に、侯爵令嬢の私は死にたくなった。
完璧な淑女と評される十八歳のサフィーナ。
けれどその正体は――獣人ラブロマンスをこよなく愛する、慎み深き“むっ
つり令嬢”。
婚約者のダリオは無口で寡黙、何を考えているのか分からない。
…のはずだったのに、よりにもよってその彼に趣味がバレた!?
しかも、天然なダリオは真面目に文化研究として“読書会”を開催しはじめてしまい――
羞恥と動悸の限界突破読書会、開幕。
読めば読むほど距離は縮まる。
むっつり令嬢と堅物騎士の、じれ甘すぎる恋と読書と羞恥の物語。
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初連載です!どうぞよろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-01 21:00:00
4851文字
会話率:22%