「うわあぁぁぁ!」
「白い悪魔だ!…ハナック! 奥に逃げるぞ!!」
オレはハナック。
相棒のブガーとともに今日も白い悪魔から逃げている。
いつからここにいたか…覚えていない。あいつに何人やられたか…覚えていない。うす暗い洞穴に身を潜め、今日
もかろうじて生きている。
だが…くじけたりはしない!
いなくなった者たちの分までオレは…生きる!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 22:34:07
1141文字
会話率:51%
昔々、あるところにライオンがいました。
ライオンは年をとっていましたが、今なお筋骨隆々で、その狩りの腕は衰えというものを知りません。
しかし、ライオンはもう、森の王を名乗ってはいませんでした。やたら外に出ることもしていませんでした。
彼はただ、朝から小鳥たちの鳴き声に、耳をすますのが趣味だったのです。
ある日、ライオンのことをよく知らない、幼いリスが、ライオンの住むほらあなの前へとやって来ました。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-02 03:03:05
2848文字
会話率:34%
“終末の鎌(グレート・リセット)”
ある時は隕石を落とし、ある時は火山を噴火させ、ある時は地表全土を凍てつかせ、歴代の魔王たちは、およそ一万年ごとに人類が築き上げてきた文明を徹底的に破壊してきた。
洞穴(ほらあな)に住み、石器で動物を狩
ることくらいしかできなかった人類は、世代を追うごとに科学技術を加速度的に発展させると、やがて地球そのものさえ破壊できる熱核兵器を開発し、さらにはゲノム解析やAI技術の進展により、不老不死や人工生命の創造さえ実現可能といわれるようになっていく。
しかし世界の真の支配者は、神の領域に近づこうとする“バベルの塔”を許さない。
前回の“終末の鎌(グレート・リセット)”から、およそ一万年後。まもなく寿命を迎える魔王ローグは、息子のアニマを新たな魔王として人間界に送り込み、人類の滅亡を図ろうとする。
しかし、人間に対して特別な感情を抱いてしまったアニマは、魔王でありながら人類を救いたいと考えるようになる。
人類の存続と滅亡をかけて対立する、魔王たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-04 17:00:00
2073文字
会話率:38%
藤堂誠は夢を見る。カッコよくなりたい、カッコよくありたいと願い異なる世界に召喚される。
そこは地上は魔物たちに支配されて、人々は地の中に潜み暮らす世界。
自分たちの「ほらあな」を守るために一騎当千の力をを求めて無作為召還を行ったその小さな世
界の主、ウルリカとともに守るための物語が始まる。
小さな世界と小さな幸福。今と未来。少しづつ変わっていく中で二人の「望むもの」は手に入るのだろうか……
思い付き投稿のため続いたらいいなって感じです。
むしゃくしゃしてやった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-07 15:55:15
1530文字
会話率:33%
雨がひどいので見つけたほらあなに一時避難することにした。
最終更新:2015-01-26 23:46:17
6007文字
会話率:23%
妹のかおるを助けたいがために風花(ふうか)は雪山の守り神のもとをめざす。
かおるは天然痘(てんねんとう)にかかり、医者ですらさじを投げるほど、ひどいじょうたいにあった。そんな彼女をみていられずに家を飛び出したのである。風花は守り神に会い、病
気を治す薬をもらう代わりに機織りをして着物を仕立てるようにいわれる。風花は機織りをするためにほらあなにこもるが。「お日様に照らされた氷」の百年後のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-20 19:01:02
6500文字
会話率:28%