私の名前は、寺阪舞(てらさか・まい)。少しジト目気味であることを除けば、ごく普通のどこにでもいる中学二年生。しかし新学期初日、私の前に転校生の女の子が一人、現れた。その名は、蕗塔彩(ふきのとう・さや)。常識を超える彼女の立ち振る舞いを目の当
たりにして、私は一つずつ、忘れていた大切なことを思い出してゆく。
「友達って、何だろう」
「どうなったら私たちは、友達っていえるんだろう」
これはそんな疑問に、私たちが私たちなりに一つの答えを出すまでの物語。
※この作品は「カクヨム」でも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-05 02:00:00
125990文字
会話率:58%