母親の入院に伴い、田舎の従姉の家に預けられた佐緒里。
慣れない環境や馴染めない学校に思い悩んでいた。
そんな中、逃げるように通っていた図書館で出会った、不思議な男女、隆二と真緒。
お互いを同居人だと言い、更に真緒は隆二のことを「あたしの魔
法使いなの」と称す、不思議な距離感だった。
佐緒里は彼らと仲を深めていく。
一方で、学校での嫌がらせに拍車がかかり……。
「私も魔法使いに、ここから連れ出して欲しい。シンデレラみたいに」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-29 22:02:12
71933文字
会話率:33%
Gナンバー消滅事件以来、少し変わった隆二とマオの生活。
人知れず、ゆっくりといつか来るかもしれない別れについて覚悟を決めて行く隆二。
それでも、この生活がまだずっと長いこと、続いて行くのだと信じていた。覚悟は長い時間をかけてするものだと、そ
う思っていた。
マオが何者かに誘拐されるまでは。
研究所絡みの誘拐事件に、翻弄される中、隆二とエミリはマオにまつわる、隠された秘密を知ることになる。
「その娘さんが、似ているんですっ、マオさんにっ!」
例えなにがあっても、覚悟はまだ決まっていない。
「だから、一緒に帰ろう」
怠惰な青年が、居候の幽霊少女と自宅のソファーでだらだらテレビを見る生活を守るためだけに尽力する、現代だらだらオカルトファンタジー「ひとでなしの二人組」最終シリーズ。(自サイト掲載済み折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-26 21:00:00
71233文字
会話率:42%
いつもと同じようにだらだらと非生産的に暮らしている神山家に、エミリがやってきた。やっかいな話を持って。
「一週間ほど前から、G009、G010、G012、と立て続けに消滅しています」
「……マオは、G016だったよな?」
Gナンバーを実験体
ナンバーにもつマオのことを気にかける隆二。
そんな彼にもう一つ、エミリから差し出されるやっかいごと。
「携帯電話です」
「俺がこれを使えると思うのか?」
電源をいれるのも一苦労。機械の類いにめっぽう弱い隆二は、果たしてケータイを使いこなすことができるのか。
そして、マオと二人の生活を、今後も守っていくことができるのか。
ひとでなしの二人組全五部作、第4シリーズ。(自サイト掲載済み)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-28 21:00:00
29722文字
会話率:47%