グランディス王国の辺境の町カルンで暮らすリリーアは、十日以前の記憶を持たない。
記憶を失って倒れていたところを町人に助けられ、町はずれの一軒家を借りて住んでいる。
自分が何者なのか気になりつつも、のどかな日々を満喫する中、突然白馬に乗った王
子様(ではなくその臣下)がリリーアを迎えにくる。
フィオレンツィオという超絶イケメン騎士の話によると、リリーアは隣国デモネイラの王女コンスタンツェで、この国の王子アルノルトの婚約者であり、結婚前の顔見せに王宮へ来ていたのに、突然姿を消してしまったらしい。
ようやく見つけたと感涙に咽ばれても、リリーアにはまったく実感がない。
家事も自分でこなせるので、王女のはずはないと思う。
率直にそう伝えると、フィオレンツィオの側近から取り引きを持ちかけられる。
それは本物のコンスタンツェ姫を見つけ出すまでの間、身代りとして王宮へ来てくれれば、リリーア自身の身元を調べてくれるというもの。
切実に自分の正体を知りたいわけではないが、姫の護衛役だったフィオレンツィオがすっかり落ちこんでいるのが気の毒で、リリーアはその提案に乗ることにする。
しかし、事態は思わぬ方向に……?
※ この作品はアルファポリスにも重複連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-09 21:00:00
60306文字
会話率:39%
十九世紀、イギリス
――ロンドンから外れた小さな農村に母と二人で暮らす少年ウィルは、のどかな日々と大切な親友と幼馴染に囲まれごく普通に過ごしていた。
大好きな母が、目の前で冷たく死んでいくのを見るまでは。
そして黒い魔法使いと呼ばれる、災
厄の大罪人アビスがウィルを迎えに来るその日までは。
アビスとの出会いから今までのウィルの暮らしは消え去り、ウィルは人間ではなく別の存在――永遠の命が得られる神の園『楽園(エデン)』の落とし子であることを突き付けられる。
人ならざる力を解放してしまったウィルは、その力を制御する為の手段としてアビスと使い魔の契約をすることになる。
表向きは魔法使いしかし中身はド人外級の力を持つウィルと、表も中身も不愛想楽園に呪われた大罪人アビス。
激動の時代イギリスで楽園の真実をめぐる魔法使い達の生き様が始まる。
妖精、悪魔、伝承、楽園、禁断の果実、魔法…
これは、オレ達魔法使い達の物語。
誰にも知られてはいけない、楽園へ至る罪の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-09 18:47:24
26538文字
会話率:30%
のどかな日常を描いてみました!
最後は前向きになれる…なれたらいいなあ…という感じの話です!!
どうぞそこのあなたに!!あなたのために書きました!!(๑•̀ㅂ•́)و✧
最終更新:2019-03-22 07:12:40
1205文字
会話率:0%
仕事を辞めたばかりで無職の良(リョウ)はある日、藤の花の妖精ファジーと出会う。
そのまま妖精の世界へと連れていかれ、気づいたときには彼自身も妖精サイズの体になっていた。
ファジーと共に妖精の村で暮らすことになったリョウ。
しかしこの村には
一つのルールがあり、初日にリョウは村長ガブリエラから森に行ってはいけないと言い渡されている。
妖精の世界での生活にも馴染み、のどかな日々を過ごしていたある日。
リョウはルールを破ってしまう。
これにより彼の身にはとんでもない事態が起きてしまう――。
※当初、全4話完結としていましたが全9話になる予定です。
→申しわけありません。事情により現在、4話目でいったん更新を中断しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-05 21:00:00
19133文字
会話率:45%
“心無い兵士”土人形として生まれたジョン・ドゥ。空軍を退役してから静かな生活を送り、戦場で命を救った男と共にのどかな日々を送っていた。しかし、再び訪れた戦火が、彼を戦場の空へ誘おうと激しく燃える。
最終更新:2012-04-10 23:50:13
5799文字
会話率:35%
「海と想いと君と」の沙彩・夏姫・唯・桃花が高校1年生のときの入学式の話です。この4人の出逢い。それは、偶然か必然か…のどかな1年間の始まりの日の物語。(この短編を読んでから本編「海と想いと君と」を読んでくださると、しっくりくると思います。(
何が。)また、本編を読んでから短編を読んでくださってもOKです。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-06-22 18:18:47
2608文字
会話率:45%