目が覚めると、少女が隣ですやすや寝ていた。
俺に気づいたのか、寝ぼけ眼な目をこすりながら、上目遣いで見上げてくる。
それも中学生くらいだ。
誰だろ?
これは―――
ま・ず・い
幼女監禁とかで逮捕されるのか?
いやその前にどうして彼女は服を着
ていない?
布団をめくると白の下着がちらっと見えた。
暑くて脱いだ……?
いや、今は冬だ。
そこで考えられる可能性
―――まさかッ!?
「えへへ……おにーちゃん、おーはよっ」
少し顔を紅潮させてはにかんでいる。
あらやだ可愛い。
この子ったら中学生にして男性を魅了する恐ろしい技を早くも会得しているわっ。
ん……?いや待て。
おにーちゃん?
おにーちゃんってなんだ?
あの英語でいう”ぶらざー”ってやつ……?
俺には妹も居なければ、ましてやそんなサービスなんて賜ってないぞ……。
「えーっと、誰……?」
「すぐはすぐなのだ~」
そう言って俺の胸板にすっぽりと体を収めて、ほっぺをすりすりしている。
「…………」
………………………………もう訳がわからなかった。
「今日から私が義妹だって、そうなったじゃ~んっ」
義妹……義妹。
ぎまいって、あぁ、義理の妹って書いて”義妹”って書くやつだよね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-07 17:12:50
3631文字
会話率:31%
僕は転生者アルト。9歳の頃から目の奇病を患っている。家族は兄のミュラーだけ。学校にすら通えていない。
そんな僕が16歳を迎えたその日、全てが一変する。
僕の目は病気ではなかった。特別な力がただ暴走していただけだった。力の制御が可能になった
僕は、『事実の改変すらもたらす』極めて強大な力『箱庭内政システム』を見つけた。
そしてこの世界が、かつて遊んだ戦略RPG【ラングリシュエル】の中だと気付いた。
敬愛して止まない大好きな兄は、悪の元帥ミュラーだった。さらにその正体が転生者で、生前にこのゲームを貸し借りしたダチだったことにも気付く。
僕は兄を守りたい。戦犯となる運命をダチに乗り越えてほしい。
そこで僕は最前線の町『ザラキア』の領主となった。将来起きる戦いで、兄を支えるために、なんか庭に落ちていた『たぬき』と契約した。
自販機、ガシャポン、コンビニ、大型モール。時代考証を完全無視した施設がザラキアに立ち並んだ。
僕の力は『異世界の民が自販機から当たり前のようにハンバーガーを買うようになる』強大な一方で、極めて恐ろしい力だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 21:12:32
132868文字
会話率:50%
美少女ゲーム【ドラゴンズ・ティアラ】は、バグが多いのが玉に瑕の1000時間遊べる名作RPGだ。
そんな【ドラゴンズ・ティアラ】を正規プレイからバグ利用プレイまで全てを遊び尽くした俺は、憧れのゲーム世界に転生してしまう。
俺が転生したのは
子爵家の次男ヴァレリウス。ゲーム中盤で惨たらしい破滅を迎えることになる、やられ役の悪役令息だった。
冷酷な兄との対立。父の失望からの勘当。学生ランクFへの降格。破滅の未来。
前世の記憶が蘇るなり苦難のスタートとなったが、むしろ俺はハッピーだった。
家族にハズレ扱いされたヴァレリウスの【モンスター錬成】スキルは、最強キャラクター育成の鍵だったのだから。
差し当たって目指すは最強。そして本編ごとの破滅シナリオの破壊。
元よりバランス崩壊上等のプレイヤーだった俺は、自重無しのストロングスタイルで、突っかかってくる家族を返り討ちにしつつ、ストーリー本編を乗っ取ってゆく。
(他サイトでも連載中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 19:06:01
157398文字
会話率:47%
25歳の春、転生者クルシュは祖国を出奔する。
彼の前世はしがない書店経営者。バトル漫画を何よりも愛する、どこにでもいる最強厨おじさんだった。
幼い頃の夢はスーパーヒーロー。おじさんは転生した今でも最強になりたかった。
その夢を叶えるため
に、クルシュは大陸最大の都キョウを訪れる。
キョウではちょうど、大陸最強の戦士を決める竜将大会が開かれていた。
クルシュは剣を教わったこともないシロウトだったが、大会に出場することを決める。
常識的に考えれば、未経験者が勝ち上がれるはずがない。
だがクルシュは信じていた。今からでも最強の座を狙えると。
事実、彼の肉体は千を超える不活性スキルが眠る、最強の男となりうる器だった。
スタートに出遅れた、絶対に夢を諦めないおじさんの常勝伝説が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-20 20:12:59
148309文字
会話率:49%
一年前、親から兄弟では無いと聞かされた所から始まった、妹様の紅葉がおにーちゃんの或斗を惚れさせるための物語である。
最終更新:2024-10-08 22:30:00
18874文字
会話率:51%
大学一年の冬に義妹が死んだと連絡を受けた兄がいた。
よく笑い、よく泣き、よく理不尽に怒り、そこにいるだけで存在感を示す義妹であった。その天真爛漫さは親からすると可愛らしく大量の愛情を受けて育った義妹であった。良く言えばノビノビ、悪く言えば増
長して、俺に対して強く当たるようになった義妹であった。
そんな義妹が死んでから数か月後、「にーちゃん、ここに来て 愛しの妹より」と頭の悪いメールが届く。それは兄と妹、二人を待ち受けるのは奇々怪々な面々が起こす事件の数々。そして、妹が神に至る物語の幕開けを告げるものであった。
絶対に自ら認めようとしないブラコンとシスコンの二人が、互いを大切に思ったり、意地と意地がぶつかり合ったり、妹がバーチャルアイドルを始めたり、ドルオタの兄を軽蔑したりするファンタジーでオカルトで近未来でVRMMOな学生の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 20:00:00
324697文字
会話率:35%
十四歳年上の『九一郎にーちゃん』を慕う『りーちゃん』。親友に部を引退することを告げられたサッカー少年『足立』。街のパトロールが趣味の女子高生『高根沢みや子』。
様々なキャラが日替わりで語り手を務める『繋がり』をテーマにした物語は、やがてひと
つの結末へ辿り着く──
2022年9月18日から毎日、19時頃に更新予定です!
※本作は、私が【あんぐろいど】名義で執筆した"連続ブログ小説『LinK!』"という作品を、若干の修正を加えて転載したものです。個人ブログとTwitter(@angro_i_do)にて、本編100話+エピローグ5話の全105話を公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 19:00:00
69177文字
会話率:45%
ぼくはいま、ママと、いもーとのユキちゃんと、スーパーにきています。
最終更新:2022-11-12 20:31:19
3566文字
会話率:39%
パンデミック終息後の日本。
ある地方都市の高校一年、萩原隆之介(おれ/サク)、江尻学(ガク/ザック)、新居壮大(にーちゃん/ソウ)のゆるっとした日常は、ガクの言葉で大きく変容した。
「……なあ、『highest‘A’』って、知ってる?」
※拙作は2019年末に発生した新型コロナウィルスによるパンデミックをイメージソースの一つとしています。
「イメージソースの一つ」であって、実際のコロナ禍とは全く異なります。
拙作はあくまでもフィクションであり、モデルはいません。
どうかフィクションをフィクションとしてお楽しみくださいますよう、お願いいたします。
※この作品に関するすべての権利は、作者・輪形月に帰属します。
いかなるサイトにおいても無断転載を禁じます。
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Воспроизведение запрещено.
Prohibida la reproducción no autorizada.
La reproduction est interdite.
Unbefugte Vervielfältigung verboten.
การทำซ้ำเป็นสิ่งต้องห้าม
Reproduktaĵo estas malpermesita.Neaŭtorizita reproduktado malpermesita.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-01 00:00:00
142845文字
会話率:41%
子猫のにーちゃんが亡くなってしまって、悲しい。(※重複投稿作品)2023.5.2簡易チェック
最終更新:2022-05-25 11:00:00
1297文字
会話率:10%
「俺は、クビ?戦力外?
うん、やっぱりそうだよな。ごめん、迷惑を掛けた」
暗い顔で俯く大柄の青年。名は”セラフィ・スウィーティ”職業、重装剣士。
あらゆる依頼をこなす戦闘集団、バウンティ・ハンターのパーティから追放処分を受けてしま
う。
理由は単純なものだ。
「甘いんだよセラ、お前は敵に甘すぎんだ。
斬る覚悟も出来ない奴が、この世界で生きていけると思ってんじゃねぇっ!!」
隊長の青年が怒鳴りテーブルを叩き、取り巻きの少女たちはクスクスとせせら笑う。
重装の鎧がビクリと震え、膝の上で寝ていた小さな黒猫は飛びのいた。
セラフィは誰にでも親切で優しい。
人当たりが良く、森に足を運べば多くの動物が彼の周りに集った。
全身に纏う鋼鉄の塊は、目の前の誰かを守る為に選んだ。
この緩やかに滅ぶ世界”フォールピア”に生まれなければ、その気質はきっと美徳だったのだろう。
かくして、パーティを追放された彼は疲弊した表情で王都を後にする。
その背中を追う黒い影に気付く事無く。
―――何も心配しなくて良いよ、おにーちゃん。あたしが幸せにしてあげるから。
狂って腐った救われない世界で出会えた、たった一人のたからもの。
幸せをあげる。平和と安心をあなたに捧げる。
―――邪魔はさせない。他の誰を犠牲にしてでも。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-06 02:13:37
3682文字
会話率:8%
この兄妹は、オカシイ。
「やえこは、にーちゃんが思ってるよりまぁまぁ大人だからね」
妹の八重子は、そう言うが……。
(微腐要素、性描写を連想させる部分あり)
最終更新:2022-03-14 22:11:58
4947文字
会話率:48%
失業したおにーちゃんが異世界行ったり来たり。
日額10万円稼いで週休6日!を目指して悪戦苦闘。
最終更新:2022-01-26 16:01:59
103844文字
会話率:40%
一人暮らしのにーちゃんの隣に住まうのは、どうやら外国人。
声の大きい意味不明の言語が漏れてくるほど、耳障りなことはない。
ある夜中に、にーちゃんはまた理解できない声が響くのを聞いたけど、
その音は自分の部屋の中から響いてくるようで……。
最終更新:2021-10-04 22:00:00
3987文字
会話率:0%
高校1年生の一之瀬 優馬は夏休みに親の事情により引っ越すことになった。
新居で荷物を片付けていると優馬の部屋に妹の紗希が入ってきて
「おにーちゃん、まさか学校にその格好で行くつもり?」
「え?あ、うん」
「今のおにーちゃんキモいよ」
「え...」
そんなことから夏休み紗希と一緒に男を磨くことに
これは無自覚ハイスペックイケメンが学園生活を無双するお話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-23 00:21:55
984文字
会話率:59%
やさぐれ四十路女の四宮ミカ子が、何故かイケメンバーテンダーに気に入られて迫られる!
いくらイケメンでも、こちとら四十年間男っ気なしで過ごしてんだ!
簡単に落ちると思うなよ?!
と思いながら食われてしまう話。
少々お下品な表現がありますの
で、苦手な方はご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-18 07:02:06
3569文字
会話率:55%
うちの可愛いアリュシアちゃんは、天災級の魔法使いにして好奇心旺盛な魔導具士。小さな頃からそこらの草や虫を魔法で煮詰めてゲテモノ茶を作ったり、村を襲ってきた盗賊でキャンプファイヤーしてきゃっきゃと喜んだりする業の者。え、ところでお前は誰かっ
て? 俺はですね、行き場のないゲテ茶を自らの胃の中へ流し込んだり、盗賊の遺骨を裏山の犬に持って行ったりと専ら跡片付けを担ってあげてる、妹想いのおにーちゃんです。いやだって毎回アリュシアちゃんが泣きついてくるんだもん……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-15 19:38:16
8857文字
会話率:43%
春夏、秋冬。
特に嬉しい季節に鍋物を。
まろにーちゃんってご存じですか。
最終更新:2020-10-17 02:00:00
200文字
会話率:0%
ここは山深い谷間の地。そこにいらっしゃる【山の神】様の最近のマイブームは、二人のコボルトの暮らしを眺める事でした。穏やかに暮らす二人は互いの親が違う義理の兄妹。でも妹のピタはおにーちゃんがお好きなようです。そんな気持ちを踏まえながら【山の神
】様は生温かく二人を見守るのです。
山に暮らし、麓の里村で住人と交流する二人を皆さんも一緒に眺めてみませんか?
※※このお話は19年冬の童話企画で投稿した【ちいさなピタとおにーちゃん】をベースに執筆しています。小説形式ですが肩の凝らない文体で構成して、誰にでも楽しめる内容です。※※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-06 14:18:05
27268文字
会話率:42%
冬童話2020対象作品です。ニンゲンみたいなコボルトのピタは、冬の間はふつうのコボルトのおにーちゃんと二人でおるすばん。今日は何がおきるかな? ふもとの村にやってきた二人は、おつかいでしょうやサンのウチにやってきます。
最終更新:2020-01-11 07:19:56
2768文字
会話率:57%
雪山に暮らすピタとおにーちゃん。今日も元気に暮らしてます。冬童話2020対象作品です。前回投稿した「ちいさなピタとおにーちゃん」の続編ですが、話の設定は同じですが独立した作品です。
最終更新:2020-01-09 08:02:12
2751文字
会話率:39%
中学1年生の女の子、二兎紗希《にとさき》の周りに出てくる、悪い奴らをやっつけるヒーローもの……だったらかっこよかったんですけど、違います。←すいません。ふざけました……
中学1年生の通称にーちゃん、その名も二兎紗希。沢山のお仕事を抱えてい
る彼女は、日々どのようなことを考えているのでしょうか…… 一緒に覗いてみませんか?
かなり長く書く予定です。 どうぞよろしくお願い致します。
[一ヶ月間のPrincess]と[才能屋]と、同時に書いていきます。
不定期更新ですが、少しでもペース上げられるように頑張ります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-18 00:00:00
53050文字
会話率:65%
ふぁぁっ~……あー? ハカセ? いつもより目覚まし早くなーい? まぁいいけど。仕事はもう全部終わったし、また体調チェックしてからお休みでしょー? ……あれ? なんか変なところに繋がってる。不思議な事もある……いやでも、はやぶさにーちゃんのこ
ともあるし、そうでもないのかな? まぁいいや。今ボクは居眠りするだけでヒマしてるんだ。ちょっとそこのキミ、にーちゃんの贈り物が……三千の砂粒だけじゃなかったって話、聞きたくない?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-31 18:23:27
2525文字
会話率:0%
19歳工場勤務、佐藤弥生。彼は、一人だった。幼い頃に両親を亡くし、絵の神様にも見放され、すべてを諦めたような顔で同じことの繰り返しの毎日を送っていた。しかしある日、祈るように海を見つめる少女と出会う。彼女との出会いが弥生に前を向く勇気を与
えてくれた。
「おにーちゃんに、おんがえしがしたいの」
落としてしまった玉手箱を、もう一度拾い上げる物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-08 22:21:29
21804文字
会話率:52%