2月。それは1年で最高にくだらない月である。
毎月30~31日あるのにこの2月においては28日までと日数が少ない。また4年に1度、閏年とかこつけて29日まである場合もある。奇しくもこの29日に産まれてしまった人間は、2月28日生まれなのか3
月1日生まれになるのかとしばしば論議されることがあるが、ぶっちゃけ本人からしてみればさほど気にすることでも無いのではないかと思う。いっそ4年に1度しか歳を取らないことにしてしまえばいい。極めつけは14日である。西洋の言い伝えに乗っかってお菓子会社の華麗なる陰謀により恋人にチョコを贈るというそれはもうとんでもなくしょうもないイベントだ。これには愛想が尽きる。その日は朝から世の中はざわつき、暮れにはチョコを何個貰ったか友人達と談笑し、一喜一憂する。1年でもっともくだらない日であると言えよう。とまぁ、ここまで書いては見たが、それらについては一旦保留にしよう。この物語は、1人の少年の2月に起きた珍事の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-25 12:00:00
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