史上最悪と謳われる大災害が引き起こされ、不思議な力を使う能力者が現れた世界。能力者を育成するために国連政府が設立した教育機関――特殊士官学校に通う少年、海和修樹は落ちこぼれクラスに配属された学生だった。
「海和、教育してやるよ。二度とてめ
ぇが俺と対等だなんて言えなくなるように!」
強さが全てのこの学校で、弱い者には人権がない。
「全く修樹は変なプライドがあるんだから。合理的に考えて、頭を低くして通り過ぎるだけでいいんだよ」
「合理的ってなんだよ。別に僕でも……勝てるかもしれないだろ」
「不可能だ。生まれ持った能力が弱ければ、強い能力者には一生勝てない」
そんな僕らの落ちこぼれクラスに――『世界最強』と呼ばれる能力者が転校してきた。学校を――そして世界を巻き込んで起こる大混乱に、海和の運命は大きく変わっていくことになる。
※作者は政府組織とかによくある難しい漢字が並んだ固有名詞が大好きなので(国際環境法人日本海洋生態系保存研究機構とか、巨大不明生物特設災害対策本部とか、日本超常組織平和友好条約機構とか)、作中にも長い名前を持った名詞が出てきます。なるべく抑えますが、ふわっと読み流していただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 09:00:00
103972文字
会話率:46%
完成しています。
4話の短い作品です。
なんちゃって近未来なストーリーです。
ご都合主義な部分もあります。
楽しんで頂けたら幸いです。
最終更新:2022-12-07 08:00:00
9671文字
会話率:7%
世界が海に沈み、人類は浮島を作り生活している。特殊能力を持つ新人類──『MI』による事件が多発している中、高校に入学したばかりの少女・茅ヶ崎ナノもまた、『MI』として海と浮島の安全を守るエージェントを勤めているのだった。■なんちゃって近未来
ファンタジーです。少女向けの内容ですが、残酷描写を含みますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-04 10:33:23
101582文字
会話率:41%