「一度、死なせちゃってごめんね。なんでもするから許して!」
ユウキが目を覚ますと、そばにいた少女スズランに、彼女が起こした宇宙船事故によって重傷を負ったのだと教えられる。
死の淵をさまよい、目覚めたユウキには超知覚“レクトリヴ”が備わっ
ていた。世界を書き換える力をもつ超常の能力を手に入れたユウキは、この力があれば他人から羨まれるような自分になれるのではないかと思い始める。
一方、全宇宙の支配をもくろむ帝国・ギデスがレクトリヴ能力者の独占を企んでおり、ユウキは連邦宇宙政府とギデスとの戦争に巻き込まれていくことになる。
レクトリヴ能力者として規格外であることが判明するユウキ。自身が望んだように、見返したかった知り合いや、少女スズランからの尊敬を集めていく。
黒猫のペシェは言う。
「では、キミ、幸福になりたまえよ。優れた者のみ幸福になれるのだとしたら、キミはこの宇宙で最も幸福たりえる存在だ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 19:20:00
157407文字
会話率:47%
高校二年生の咸峰 尊(みなみね たける)は、河川敷で自転車の練習をする女の子、市村 真紀(いちむら まき)と出会う。
尊が必死に自転車の練習をする真紀に興味を引かれ話しかけたことによって始まった二人の出会いは、互いの人生に大きな影響を与え
ることになる。
相手を支え、自分が支えられること。その両方を知って人は初めて強くなれる。
魔法も奇跡もないけれども確かに二人はここにいる。
※カクヨム様にも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 19:10:00
85319文字
会話率:40%
ゲームの中の悪役令息に転生しました。
この一言で、異世界ファンタジーの小説を読んでいる輩はピンとくるだろう。
悪役令息になって大変だぁ、なんとか生き残らないと、なーんて言いながら原作の知識を使ったり、悪役令息は才能の塊で、子供の頃
から鍛えたら、主人公を上回る力を手に入れて、結局主人公になるんだろ? そして善人プレイをしてヒロイン総取りハーレム一直線だ。
やれやれわかってるんだよ。テンプレだよなと。
うん、ありがちだけど、実際に自分が同じ立場になったら同じことをすると思うんだ。なにせ、ヒロインは誰もが可愛いし、主人公を上回る力で、最後は世界を救う、なーんて展開は夢みたいだ。ハーレムなんて贅沢は言わない、ヒロインの中でも一番好きだった娘と恋仲になれるだけでも喜ばしい。
テンプレ大歓迎、さようならブラック企業で働いていた社畜だった日々。天国の父さん、母さん、俺は剣と魔法のファンタジー世界で楽しく生きていくよ、と。
それが転生して思ったことだ。少しは動揺したけど、小さなことだ。すぐに気にならなくなった。
━━━なぜならば、転生したことが小さいことだと思うほど、信じられないことが起きていたからだ。何かというとだ……。ちょっと転生する前に失敗したことがあるのだ。
なぁ、キャラメイクでルックスYを選んだんだけど………。ルックスYって、なんだと思う?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 19:00:00
620663文字
会話率:50%
現代の大学に通う黒川歩夢は、やる気も夢もなく、ただ日々をなんとなく過ごしていた。そんな彼はある日、交通事故によって命を落とし、気がつくと見知らぬ異世界に転生していた。
与えられたのは、全属性魔法を扱えるという希少な才能。そして、常人を遥か
に超える魔力量。けれど、彼自身は「何かになれる」とは思っていなかった。
それでも旅の中で出会った仲間たちとの交流、幾多の試練と戦いを通して、歩夢の心は少しずつ変わっていく。
無気力だった彼が剣を取り、魔法を学び、誰かのために戦うようになる――。
これは、“何者でもなかった”大学生が、仲間と魔法、そして生きる意味を手に入れるまでの、成長と再生の異世界冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 19:00:00
8233文字
会話率:28%
英雄の娘、リーベ。
彼女は父の後を継いで冒険者になることなく、実家の食堂を手伝っていた。
食堂の看板娘として、人々に幸せな一時を提供することに彼女自身、幸せを感じており、なんの疑念も不満も抱いていなかった。
ある日、彼女は街中であるに
も関わらず魔物に襲われてしまう。
居合わせた冒険者の少年と共にこれを退けた彼女だが、それがさらなる事件の呼び水となってしまう。
魔物の脅威に怯える人々の姿に、彼女の心境は変化していく。
「英雄の娘であるわたしなら、みんなの希望になれるんじゃ」
そんな思い付きと共に、彼女の献身が始まるのだった。
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毎日更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 18:52:19
264658文字
会話率:53%
アイという人間が、愛情を求めて足掻く悲喜劇。
「うまれてきて、ごめんなさい。」
さっきうまれて、はじめてのことばだった。まだまどろんでいるらしい。
こんな夢をみた。
わたくしのお父様とお母様が話している、病室のベットの上で。
「この子は将来、貴方のようにとても大きな事を成すでしょうね。」
「いやいや、君のように人を助けるようなことをするさ。」
「なんにせよ、なんでもできるさ、だって君の子供だからね。」
「そうだね、誰より思いやりのある貴方の子だものね。」
「学校でも沢山友達を作って」
「貴方のようなかっこいい子に」
「貴女のようにきれいな子に」
「この愛らしさできっと家族のアイドルになって、みんなの絆をもっと強くしてくれるよ。」
「この小さなかわいらしい手で」
「この人懐っこい笑顔で」
「「だって、この子には無限の可能性があるんだから、何にだってなれるよ!!」」
――ところがどうだ、今の俺は、大好きなおとうさん、おかあさんが望んだのは、かぞくをなかせるようなこどもじゃない。
リテラチュアと呼ばれる現世には、広大な大地と大海が広がっている。その西の果て、極西は、早々に|地獄《パンドラ》資源の活用に乗り出し、長い歴史を誇るファンタジア王国が支配していた。そのさらに西にあるパンドラ公国、ファンタジア王国の現王の子が君臨する公国ではあるが、統治する実権はミルヒシュトラーセ辺境伯爵家が握っている。この国は西の蛮族に対抗する為の緩衝国家として、ファンタジア王国の国王が自らの第二子を王に据え、ミルヒシュトラーセ辺境伯爵家をその武力として与え、作った国である。当然その権威と権力は辺境伯爵よりも公国の王が優越する――はずだった。辺境伯が|地獄《パンドラ》から賢者の贈り物を見つけるまでは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 18:00:00
266628文字
会話率:52%
2XXX年、日夜悪の組織と魔法少女が戦う世界。
そんな世界で、悪の組織のボスになれる才能をひょんなことで得てしまった兄と、魔法少女に選ばれてしまった妹。
二人は結託してこの世界を生き残れるのか。
※この作品はフィクションです。実際に
ある町や地名が登場することがありますが、実在するものとは何の関係もありません。
※ハーメルンでも連載しています。
https://syosetu.org/novel/306587/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 18:00:00
346480文字
会話率:57%
これは、とある世界に生きる|二頭身たち《カオスの化身》の物語―。
⋯ではなく。
何でもありのネタ全振り作品っ!!
読めばきっと笑顔になれるはず(なりすぎるかも)!
「何が平和なんだ」なんていう批判は受け付けませんっ!
そういうものだと
諦めて読みましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 17:59:55
1146文字
会話率:0%
「47連勤……? あぁ、もう無理だ。転生してぇ。」
ブラック企業に勤める社畜、月宮青空(ソラ)。
休みなしの激務で精神も体力も限界。
通勤ラッシュで改札をぶっ壊し、無賃乗車の冤罪で警察送り。
上司に休日出勤を強制され、もう現実が嫌すぎる。
そんな彼の唯一の癒しは、「ワンワールド」という異世界転生RPG。
「この世界のルールなら、俺だって人生やり直せるかもしれない……!」
そう思ってゲームを起動した瞬間、
画面がバグり、謎のメッセージが表示される。
【転生しますか?】
→ Yes!(絶対逃しません)
→ No!(拒否権はありません)
「ちょっ!? これ、押したらアカンやつやろ!!」
だが、問答無用で強制転生。
ーー目を覚ますと、そこはまさかのゲームの世界だった。
「マジで転生しちまった……!」
だが、問題があった。
【幸運値 -43】(致命的に運がない)
「……は?」
運が悪すぎて、モンスターに襲われる確率は異常に高い。
攻撃を当てる確率は限りなく低い。
落とし穴にはまる確率、100%。
ーー結果、
初日にモンスターに追われ、
空を飛び、
地面を掘り、
最終的に頭から正門にぶっ刺さる。
「ちょっと待て、この世界……生き残れる気がしねぇ!!」
とりあえず冒険者ギルドに向かうも、
「あっ、新人さんですね! じゃあ職業は狙撃手で決まりですね!」
「……は? 俺、弓矢とか向いてる気がしないんですけど」
「大丈夫です! 幸運値が低すぎるとどうなるかの実験データがほしいので!」
「完全にモルモット扱いじゃねぇか!!!」
さらにギルドの野次馬から嘲笑されるも、
なぜか受付嬢のひと言で全員が 「スミマシェンデシタァァァァ!!」と土下座。
一体ここで何が起きてるんだ……?
「俺の転生、これ絶対ハズレくじだろ!!」
だが、運が悪すぎるということは……
逆に“運ゲー”に勝ち続ければ、最強になれるんじゃないか!?
「……やってやろうじゃねぇか。」
「幸運値マイナス? だったら運ゲー異世界を力技で突破してやる!」
予測不能の『運ゲー』異世界コメディ、ここに開幕!
毎週月曜、木曜、日曜の週3投稿!
少し粗削りな部分はありますが、新しい話を楽しみにしていただけると嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 17:10:00
218289文字
会話率:57%
日本屈指の名門校、愛北学園の中等部に通っていた福地学は、自分が"凡人"だという事実に絶望していた。どんなに努力を重ねても、天才たちの足元にも及ばない。くそっ。俺だって周りに注目されて、尊敬されて、ちやほやされる、そんな
”天才”になりたかったのに……待てよ。
──志望校を下げたら首席になれるじゃん!!!
そう気が付いた俺は万全を期すため、模試の成績と睨めっこしてトップになれる高校を分析。さらに入試の過去問を解くこと20年分以上。そのかいあって俺は見事、地元の自称進学校である碧谷西にトップ合格した──が。
「……なんでこんなやつに負けるんだよ」
推薦で入学したツインテールの童顔美少女、松江萌菜。顔は整ってるけれど、一人称は「もなぴ」だし、精神年齢は幼稚園児だし、ずっとチョコ食べてるし、そのチョコを頬に付けてるし、端的に言って”アホ”だ。なのになぜかテストはいつも学年トップ………どうして。
だけど不甲斐ない俺に好意を向けてくれる人もいて。初めて俺を”尊敬”してくれた天使、海原涼音。さらには全国模試で二桁順位の天才幼馴染、澄川玲奈も参戦し、俺を巡るハーレムラブコメもヒートアップ──って違う違う!
俺が見据えるのは学年一位だけだ。絶対に松江萌菜を倒し、俺は最高の首席ライフを手に入れてみせる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 17:10:00
15370文字
会話率:59%
私―シルフィーヌ=コランダムは、このアダマス王国で国防を一手に引き受けるコランダム家の長女として生を受けた。
コランダムの直系に女児が生まれるのは、300年ぶりのことだ。
そのため、両親をはじめとする家族も、コランダム領の領民、傍系の
家門まで、皆は私のことを『奇跡の子』という。
だが、当人である私は思うのだ。『奇跡の子』だからといって、この世界の中心にいるわけではない。
お父様はよく私に話して聞かせてくれた。
この世界は、神が勇者を王とする国を作るために綴った物語なのだと。
もしも、それが本当ならば、きっと私は脇役なのだろうと思う。
歩んできた道を思えば、神に抗うヒーローはお父様だ。
別の視点ならば、運命を引き寄せるために行動したお兄様とお義姉様だ。
家族を支える駒であればいいと思いながら過ごしてきた私は、決してそうではない。
商会を立ち上げ財を得たり、婚約者の浮気で婚約破棄をしたり。
きっと、私程度の幸や不幸など世の中に溢れているし、さして珍しい出来事でもない。
だから、やはり、私は脇役なのだ。
そう、思っていたのに
「あなたに再び会うために生きてきたんだ」
そういって笑う彼の手を取ってしまったらどうなるのだろう。
私もヒロインなれる?
それとも、やはり、私は脇役だろうか……
私は、私自身は……どうしたいのかしら
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 17:00:00
138477文字
会話率:38%
異世界転生? 転生すれば何でもできる? そんなものは都合の良い夢や幻だという事は、青年自身が良く分かっていた。できる奴はどこに行ってもできるし、できない奴はどこに行ってもできないんだ、と。
①異世界の洗礼
部屋のドアを開けると、そこは
見知らぬ森の中。
端末の電波も届かず、動物も虫の声すら聞こえない薄暗い森の中。
街道に出ると馬車に乗った家族が、人の形をした何かに襲われていた。
言葉も通じず、何の力も能力も持たない青年。
勉強もスポーツも、良く言っても平均的、馬鹿でもないし、運動音痴でもない。だが誰より秀でる程に自慢できる能力はない。
青年の性分といえば、精々仲間から「優しい」とか「良い奴」と言われる位だろうか。
周囲にとって「都合のいい奴」程度の大学生に、この世界は一体何を求めているのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 16:00:00
172992文字
会話率:39%
★“道具”になりたい薄幸少女とお嬢様とメイド達で送る、ダンジョン経営ライフ!★
「ファイさん! わたくしのエナリアで、働いていただけませんかっ?」
「うん、いいよ、ニナ」
「即答っ!? よ、よろしいのですか? わたくしのエナリアは今も
絶賛、経営難。いわば沈みかけの船……。いえ、泥船なのですがっ!」
「うん、大丈夫」
「迷い無しですわっ!?」
そんな、何とも締まらないやり取りで始まる、異世界人2人によるダンジョンの経営。
ファイとしては、自分を“道具”で居させてくれるのなら誰でも良く、ニナに至っては、
(ファイさん! 顔が……いいえっ! 存在が、天才すぎますわぁ~~~! はい、採用っ!)
ただの思いつきだった。
しかし、そうして始まったそれぞれの“幸せ”を探すその日々は、2人にとってかけがえのない思い出になる――。
●あらすじ
白髪金眼の剣士『ファイ』。幼いころに誘拐されて戦闘の道具として育てられた彼女は、幸せだった。必要としてもらえる。生きていて良いのだと言ってもらえる。それだけで、ファイは心の底から幸せを噛みしめることができた。自身を誘拐した人々でさえ、ファイにとってはかけがえのない“恩人”だった。
しかし、ある時。『エナリア』と呼ばれるダンジョンの中で、彼女はそんな恩人たちと離れ離れになってしまう。
戦闘しか能のない自分は、これからどうなってしまうのか。このままでは、何もできない“人間”に戻ってしまう。そんな彼女の前に現れたのは、エナリアを管理していると名乗る異世界の少女――『ニナ』だった。
彼女は、自身のエナリアを「ウルン人とガルン人の両方が幸せになれる場所にしたい」と夢を語り、その夢にファイを巻き込もうとしてくる。
本来、両者は狩る・狩られるの関係であり、共存など不可能だ。
しかし、ウルンで最強の証である白髪のファイと、能力を持たない最弱種――人族でありながら最難関のエナリアの経営を任されているニナ。そして、2人を支える個性豊かな使用人(メイド)たち。
彼女たちの力が良い感じにまとまりさえすれば、夢物語も現実になる……かもしれなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 15:43:22
560485文字
会話率:41%
【幼馴染の三角関係】
バッドエンドばかりの鬼畜系乙女ゲームの主人公に転生した。
ゲームでもまだhappyエンドを見てないのに幸せになれるの??
悩む時間もなくゲームが始まる……
『私がお兄様の代わりになります』
主人公なのに乙女ゲームを全
否定して令嬢を辞め、男装令嬢になり……
『……このままでいられる未来はないのだろうか……』
第二王子は、自分の感情よりも今の関係を壊したくないと思っている。
『私はこんな感情を……』
第三王子は、主人公が女性だと気づかず自分の感情に苦悩する。
女性だとバレたくない令嬢と、今の関係を変えたくない王子と、男性しかも親友を好きになってしまったと悩む王子。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 15:34:45
145555文字
会話率:37%
初老にして怪盗デビューした私は、着実に大怪盗への階段を上がっていた。前職はなんと警察官だったというのに。嘘ではない。でも、あまりビビらないでいい。子供の頃の夢が怪盗だったし、何かを始めるのに遅いなんてないのだ。一度きりの人生なんだし。だけ
ど、怪盗と泥棒の違いを聞かないでくれるかい。
そんな時に、怪盗団の仲間が、怪盗活動とは全く関係のない事件の容疑者になってしまう。もちろん冤罪だ。我々怪盗団は悪者からの盗み以外の犯罪を犯すつもりはないのだから。今のところは。
なので、以前のミッション中に偶然にも警察の捜査を手助けしてあげた事や昔のコネを使って、拘束されている仲間を釈放してくれるように頼みに行った。それが、このような展開になるとは……。
大怪盗が名探偵になれるのだろうか?
なれる、と言うしかない。それに私には仲間がいる。足を引っ張るかもしれないが仲良しの仲間が。
波風の立たない人生と波瀾万丈の人生、楽しいのはどちらかな?折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-08 15:22:47
199844文字
会話率:39%
別の時間、別の世界の物語。
二つの世界で入れ替わるように転移した二人の主人公。落ちこぼれ貴族の冒険者と超能力者の被検体。異世界では幸せになれるといいなあ。
毎日15時更新はこの作品も同じ予定です。
最終更新:2025-06-08 15:00:00
720139文字
会話率:56%
中央ヨーロッパのとある都市。この街には、人間の濁った魂を食らう悪魔が現れていた。その悪魔を祓い、濁った人間の魂を救う特別な力を持つ『使徒』と呼ばれる者たちは、人々にヒーローのように慕われていた。
ある日、使徒の戦いに遭遇したペトロはユダ
に声を掛けられ、仲間になってほしいと誘われる。使徒にはなれる条件があり、それを自覚するペトロは使徒になることを決意する。
使徒の一員となったペトロは、仲間たちと共同生活を始める。世間に存在を認められている使徒は企業のイメージキャラクターを生業にするモデルの一面もあり、事務所も立ち上げていた。戦いの経験を積み、使徒とモデルの二足のわらじが始まると、記憶喪失でありながらも社長を務めるユダが自らマネージャーとなり、二人三脚で仕事をしていく。ペトロに恋愛感情を抱くユダは少しずつ思いを伝え、優しいユダにペトロも次第に心を許していくが……。
ある時、悪魔とは違う存在が現れる。その名前は『死徒』。この世に彷徨う怨念の集合体で、『ゴエティア』という悪魔を使役する彼らの存在は新たな戦いを呼ぶとともに使徒の精神を脅かし、ユダとペトロの運命を動かし始める。
ユダの記憶喪失と関係する、彼に課せられていた“責務”と、死徒との“因縁”。それが明らかとなった時に突き付けられる現実とは。
使徒は亡き者たちの思いを受け止め、未来を切り開けるのか。そして、ユダとペトロの未来は……!?
この世界はいったい誰のせいなのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 13:10:00
237722文字
会話率:59%
子爵令嬢ミラは、学生時代から恋い慕っている公爵令息シリウスから求婚され、幸せな夫婦になれることを夢見ていた。
しかし、シリウスは結婚後、人が変わったようになり、彼女を屋敷に閉じ込め、夜に寝室を訪ねることもしなかった。
徐々に不安を募ら
せるミラだったが、どうやらシリウスは何かを隠しているようで⋯⋯
ミラはやがて、彼の不審な行動が自分への愛からくるものだったこと、彼が自分を守るために孤独に戦って来たことを知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 12:15:56
85627文字
会話率:31%
容姿端麗で異性からよく好かれる聖良(セイラ)は、子どもの頃から、女友だちの彼氏や好きな人を、無自覚に奪ってきた。
学生時代は苦労したものの、大人になるとその能力を活かして、別れさせ屋の仕事を始める。
ある日、仕事で落としたDV男に追われて逃
げ込んだ先は――剣と魔法の世界だった。
転移初日に王子様に見初められた聖良は、いきなりプリンセスになれるのかと思いきや⋯⋯盗賊(シーフ)として、共に魔王討伐の旅に出ることになった。
ドキドキハラハラの旅を通じて、王子様らパーティーメンバーにどんどん気に入られてしまい⋯⋯折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-21 15:07:21
401558文字
会話率:34%
【プリンセス・ロザリアンロード】という乙女ゲームの世界に転生したロザリアンヌ。
攻略対象の男達もゲーム内での攻略対象者だったから多少は熱を上げる事もできた(容姿と声は好みだった)が、現実には血筋が良いだけの王子と結ばれて一生窮屈な王城暮らし
とか、正義感が強いだけの脳筋近衛騎士候補や参謀タイプの賢者候補に、間違いなく亭主関白気取りそうな俺様英雄候補などと結ばれるなどまっぴらごめんだ。
だいたいがどいつもこいつも既に婚約者がいるというのに、主人公に現を抜かすなどもうその時点で私的にはあり得ない。
現実問題そんな誠実さに欠けた男と結ばれたとして、本当に幸せになれるのかって話だよ。
例え誰とも結ばれないトゥルーエンディングだったとしても、聖女となって一生世界の安寧を祈りながら教会で暮らすなどもっと嫌!!
もっともバットエンディングで魔法学校を追い出されるという方法もあるが、それは自分の人生に傷がつく様で我慢できない。
と言うか、在学中ステータスも上げずにダラダラと過ごして何が面白い。
ただでさえ短い青春時代を男に振られるために無駄にするなど考えたくもない。
折角転生できたのだから誰かに選ばれ縛られる人生ではなく、自分の思った通りに自由で気ままな人生を自分の手でつかみ取りたいと息巻いたが、あいにくロザリアンヌは主人公では無かった。
しかし折角だからゲームの知識は活用させて貰う。
10歳になったばかりのロザリアンヌは今日も一人密かに張り切り、ダンジョンへと足を運ぶのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 12:10:00
569688文字
会話率:36%
彼氏彼女がいない、そこの生徒!
この学校には素晴らしいサイトがあります。
『カップルあみだくじ』
学校の生徒の応募者からランダムで200組のカップルが成立!!
自由参加なのでよろしく!
※ただし、カップル成立後は卒業までその人と一緒でなけれ
ばなりません!
そんな怪しいサイトに主人公は一度は見限ろうとはするも、応募者の中に主人公が大好きな子がいた。
その子に他の男子にも付き合ってほしくない、それに、強運な自分ならその子とカップルになれると思った主人公は怪しげなサイトに応募!
その結果……主人公の大好きな子が違う子とカップリング!!
絶望の淵に立たされた思いの主人公は、とある行動に⁉
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 12:00:00
58953文字
会話率:39%