リタニア島の北に領地をもつレジト侯爵家は貧乏だ。そして現当主のフレデリクは平凡だ。だから彼は嫁にきてくれる貴族の娘がいなくて困っていたが、家宰である爺の提案を受けて領地の北の山脈を支配地とする蛮族の族長の娘を妻に迎えようとする。
族長の娘は
部族内において、とても強いが醜い娘とされていてこれまた婿を取れなくて困っていた。
こうして、相手に恵まれなかった二人は出会う。
これが、レジト侯爵家再興の始まりとなった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-11 16:24:03
64117文字
会話率:38%
マグカップ片手にねぼけた目のアルパカがリビングに入ってくる。
「またカップ夜のうちに出さなかったの!寝る前にはシンクに出しなさいっていってるのに。」
今朝も母が繰り返すお小言を生返事で聞き流すアルパカ。
「あんたは毎日言っても仕方がな
いんだから。時間がたつとコーヒーがシミになって汚くなっちゃうの。わかる?お母さん、もう漂白すんの嫌よ。きいてる?」
大学生の弟、姉、母がおりなす日常のひとこま。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-30 21:05:18
1943文字
会話率:19%
キリトリ線が見える女。
___私は物心つく頃から、あらゆるところにキリトリ線が見えていたわ!
このキリトリ線が何なのか? あの頃の私には、全く分からなかったの!
最終更新:2020-03-15 03:00:00
1543文字
会話率:0%
いや、本当に急いでいただけなんだって! だから、わざと女性専用車両に乗り込むつもりはなかったの! えっ? 何がおきたんだ……これ、異世界に転移したのか? うわっ、すげー! で、この世界で、僕の妄想が現実化するって言われたんですけど。つまり、
この世界では、僕が願えば、それが叶うってこと? つまり最強で無敵じゃないか! ああ、でも、そううまくはいかないって訳? そうだよね。魔法なんかじゃないもんね。でも、負けないぞ。僕はこの世界で生き抜くため、一杯、一杯、妄想しちゃうもんね。見てろよ、僕の妄想パワーの物凄さを!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-26 21:02:16
49635文字
会話率:26%