里中 健司(36)は副業で魔法使いをしている以外は、何の変哲もないおじさん。
国家資格である魔法使いの主な仕事は、人に取り付く《黒影》を祓うことだ。
いつものように黒影を祓った健司は、偶然助けた女子大生・山崎 明莉(18)に突如求婚された
。
しかし、いいおじさんが若者の未来を奪ってはいけない。
それに、魔法使いの正体がバレると免許取り消しだ。
だから魔力で記憶を消したのに、明莉は健司のことを忘れなかった。
それは、子供の頃、魔法使いに助けられた思い出があるからだった。
その魔法使いはこう言ったそうだ。
『大人になって魔法使いと出会ったら、その人と結婚してあげて』
健司は気付く。
『え、それ俺じゃん』
10年くらい前の自分に感謝と呪いを。
その事実を知らない明莉は、免許取り消しを回避するため、魔法使いの助手(配偶者狙い)となることを申し出た。
おじさん魔法使いと女子大生の恋が、割と強引に動き出す。
作者:日諸 畔(ひもろ ほとり)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 18:59:31
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会話率:54%
僕が生まれ故郷に帰省したとき
電車の中でランドセルおじさんに出会った。
年齢は40くらい。黒いランドセルを背負った半袖半ズボンで眼球がないおじさん。
そのおじさんは僕の斜め向かいの席に座ると話しかけてきた……
最終更新:2021-08-12 20:33:53
3197文字
会話率:2%
関西弁の歯がないおじさん。
___僕の友達は、よく人に変わっていると言われる。
僕自身が、変わっているからそういう人達が僕の周りに
集まるのかもしれない。
最終更新:2019-11-05 03:00:00
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会話率:34%