【勇者】
そう言われればどのような者を想像するだろうか。きっと多くの者が、悪を倒し人々に称賛される者を思い浮かべるだろう。この世界の今回の【勇者】も悪を倒すまではそう思っていた。
悪を、【魔王】を倒した先に待っていたのは人々からの称
賛ではなく、人々からの罵倒だった。……今まで、本当に【魔王】を倒せた【勇者】はおらず、最高でも数百年間の封印だけだった。故に人々は恐れたのだ。【魔王】すらも倒す【勇者】の力を。
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己がどんな扱いをされようと信じていた、守っていた人間たちに裏切られた。それは、【勇者】の心身が崩壊するのには充分な理由だった。
ーーこれは、心身共に疲れてしまった、論理感などが1部崩壊している勇者を、勇者の価値観が好きだった吸血鬼の青年が狂気的な愛情を注ぎながら、己のものにしようとする話ーー
注意
・R15は念のため
・題名の「誰々は~」の誰々に入ってる人がその話のメイン
・登場人物だいたいどこか狂ってる
・同じ作品を「小説家になろう」でもあげてます
・3話くらいまでは読んでくださいお願いします2話からが本番なんです!!後4話までだいぶ前に書いたので5話からちょっと文章力上がってます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 21:32:00
20667文字
会話率:44%
よし、自殺しよう。
そうして自殺した先は、謎の世界でした。はい意味不。
何かが欠けています。それはなんですか。分かりません。あなたは誰ですか。分かりません。ここはどこですか。分かりません。私は……何なんですか?
……分かりません。
狂惜しいほどに平坦な日々。
退屈で退屈で仕方がない日々。
ある日、ふと思い立った。
そこから始まる物語は、全てにおいて何かが欠けており、どこか歯車が噛み合わない。
そんな世界をあなたは愛せますか?そんな世界しかあなたは愛せませんか?
……愛って、何なんですか?
だから分かりませんよ。
俺は、ただマイペースなんだよね。
死にたいと思ったら死ぬし、生きたいと思ったら生きるよ。
だから、こんな世界も悪くないんじゃない?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-09 12:07:25
168341文字
会話率:33%
1つ、話をしよう。
桜の木の下には死体が埋まっている。それは正しいことだった。
白骨化した死体。猟奇的殺人事件。
僕が生まれ育ったこの村はどこか狂ってる、
そう思った卒業の時――
最終更新:2014-11-12 00:47:19
2298文字
会話率:7%