拡張現実。
コンピューター画面を視界に移すことに成功したことにより、その技術は人々の生活に多大な影響を与えた。
しかし、その技術、〈アース〉の開発者二人は謎のまま、数年が過ぎた。
アース技術の普及率が九割強に上る中、一人の少年、地島和
樹はとある理由からそれを使うことはなかった。
彼こそが謎の開発者その人であり、人一倍にアース技術の知識を持っていた。しかし、その危険性も知っていたために技術の使用を拒絶していたのだ。
そんな自らの意思で新技術を使わない彼は、技術の使用を禁止されている少女に出会う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-25 09:00:00
74281文字
会話率:47%