ある日、俺はタヌキになった。比喩とかじゃなくて、ホントに。しかも目の前には人間の俺の身体……。
「親父、お袋、俺は生きてるから! だからその身体は燃やさないでくれぇえ!!」
叫びもむなしく、元の身体すら失くしてしまった俺は、一匹で広
大な自然に飛び込む。そんな俺を待ち受けていたのは、なかなかに魅力的で、でも命がけな野生動物の日々。
毎日の食も命がけ!
まさかの〇〇〇で情報交換!
山の動物たちだって集会を開いて騒ぎ立てる!
突如タヌキになった俺、十九川悠治と愉快な野生動物たちの日常。偶には嘗ての知り合いを巻き込んで送られる現代日常ファンタジー。ここに開幕。
さて、やることやったし今日も食料を探しますか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-26 20:00:00
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会話率:39%