西方大陸の玄関口と呼ばれるフィニーク連邦で、裕福な屋敷のハーレムに生まれたサイードは幼い頃から家に寄り付かず、奔放に育った。十歳のとき、病床にある母親から重大な秘密を聞かされる。それは、実の姉が同じ屋敷の中で密かに育てられているというもの
だった――。
その瞬間から彼の人生には、生き別れの「姉」シェヘラザードが存在することになった。
『千の箱庭〜婚活連敗王子はどうしてもフラグを立てられない〜』で主役アーノルドの相棒を務めたサイードのバイオグラフィーにして、シリーズ最後のスピンオフ。
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・本編との関わりが濃く、結果的にネタバレとなっている箇所が多数ありますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 19:00:00
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会話率:51%