オリビアは、孤独に生きてきた。孤独を孤独とも知らぬまま。
ある日オリビアは、赤髪の男にその檻から無理やり連れ出される。彼は隣国ルーヴェンス王国の王子らしい。ここ、アドフォース王国は滅び、この地は彼の国のものになったらしい。オリビアは唯一の王
族らしい。彼は他の王族を殺した張本人で、オリビアのことも恨んでいるらしい―――。
まあ、オリビアは、本さえくれたらなんだっていいのだが。
これは、復讐に燃える男と、自分の生死を厭わない女の、もしかしたらお互いを救うかもしれない物語。
◆本編完結済。番外編を不定期更新。◆シリアスなのに、シリアスになり切れないのは、作者の所為です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-02 17:27:30
40150文字
会話率:47%