世界滅亡。
冗談ではなくそのニュースは瞬く間に全世界に衝撃をもたらした。
核戦争でもなく、パンデミックでもなく、環境汚染でもなく、
突然人類及び全生命に降ってわいた脅威は人災とは無縁の完全な物理的な脅威だった。
そして、滅亡の日。世界はバ
グで救われた!
そう、バグったのだ。
そして、世界中にモンスターやダンジョンといったファンタジーが出現した。
この段階では、異世界が融合したとの主張が大部分を占めていたが、状況が判明する度、この主張も下火になった。
なんてことはない。突然出現したファンタジーがバグだらけだったためだ。
人々の間ではこの世界自体が壊れたのだと理解していった。
ただし、その後の調査でバグは解決可能だと判明した。
バグを突き詰めるとバグは斜め上の方向で改善するのである。
バグを改善するデバッガーとして動き始める人々。
ただし、そんな時代は別の話であり、過去の話である。
レベルやスキルなんてメリットの方が多いチート能力もバグとして凡そ消失し、
現在残すバグはダンジョンの存在のみになっている。
ダンジョン専用のデバッガーはダンジョンデバッガーと呼ばれている。
ダンジョンは現在特殊な方法でデバッグが進んでいる。
カードゲームをするような方法で進むデバッグ作業。
最後のバグが解決するまでの物語。
[補足]過去の時代の影響でシリアスな環境は残っていますが、結局はカードゲームなので悲惨な方向には進みません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-10 07:14:10
139931文字
会話率:24%
世界の滅びはどのようにやってくるのか?
対策は?
答えましょう。
滅べば良いと心底思った、人、国から始まります。
ですから、皆で仲良くお手手を繋いで笑えば良いんです。
あ、あ~~?
今鼻で笑いましたね?
そんなの無理にきまって
んだろと笑いましたね?
・・。
ですが。
本当にソレをしないといつかは人類は滅びると解っているあなたが、ソレを現実にするにはどうすれば良いかを真剣にシュミレーションし始めたら。
あなたは諦めるまで、笑えないでしょうね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-05 09:04:44
4275文字
会話率:44%