椿幸一は自分の部屋で眠ったはずなのに、目を覚ますと、伽具夜と名乗る女性の寝室にいた。
全く事態を把握できない椿だが、伽具夜に命じられ惑星イブリーズの月帝国で王様をやらざるえなくなる。
イブリーズには他に、ポイズン、ガレリア、ロマノフ、
コルキスト、バルタニアと呼ばれる国が存在し、戦争が行われていた。
地球に帰るためには、他五カ国の指導者の首を取る、カイエロと呼ばれ聖遺物を六個集める、科学を振興して次元帰還装置を開発する、のどれかの条件を満たさなければいけない。
椿は次元帰還装置を開発して地球に戻ろうとする。
だが、ロマノフの女王テレジアとコルキストの執政官ソノワに裏切られ首都以外の都市を全て落とされる。止めにポイズンの総統の鳥兜に首都を奪われ、首を刎ねられる。
死んだと思ったが、椿はイブリーズの神様により再生させられ、再び戦争渦巻く世界に戻される。
神様に無能と判断されれば、存在を消去されるので、何度も負けるわけにはいかない。
椿は次に月帝を軍事国家として再出発させ新たにイブリーズにやってきたガレリアのリードと組み、領土拡大を試みる。
最初こそコルキストとロマノフより都市を奪取するも、すぐに巻き返されて、あっという間にまたも首都を落とされ、再び鳥兜に引き渡されて首を刎ねられる。
椿はこのままでは絶対勝てないと思い、神様と交渉して地球に帰してもらおうと考える。
椿は強国としてスタートを切っているバルタニアの大桜に従属する条件で同盟を結んでもらい、即時滅亡をまず回避する。
バルタニアによってコルキストとロマノフが落とされバルタニアの勝利が確実となった段階で、椿は月に住む神様を倒せば、特例として指導者全員の帰還が認められるラグナロクと呼ばれる存在を知る。
椿は指導者全員を説得してラグナロクに賭ける。
ラグナロクは成功し、地球に帰れると思った椿だったが、なぜか地球ではなく、テレジアがやって来た星に送還される。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-27 16:17:14
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