──これは、金なし恋人なし職なしのアラサー女の、脱・ペーパードライバーを目指した、汗と涙と恋とペンギンの記録である。
久川 千晶(ひさかわ ちあき)、三十四歳。
失恋、退職からの豪遊三昧で、貯金が底をつきそうな実家暮らしのニートである。
鬱々とした日々を過ごしていた千晶だが、六歳下の弟の結婚・妊娠報告でさすがに焦る。
重い腰を上げ、職探しをすると同時に、以前から気になっていた生粋のペーパードライバー(約十五年)を卒業するため、再教習を受けることに。
ペンギン・ドライバーズスクールの教官として、千晶の前に現れたのは、あまり会いたくなかった弟の親友、片近 公一(かたちか こういち)だった。
こじらせた大人たちの真剣なラブコメが、今始まる!
※この作品はフィクションです。登場する人物、店、会社などは架空のものです。
※この作品はあくまでも「恋愛小説」です。
ペーパードライバー教習の説明は本格的なものではありません。作者が実際にペーパードライバー教習を受けて体験したことや、インターネットからの情報が主です。その点をご了承下さいますよう、お願い致します。
※作者は、2005年夏に免許を取得してから、ほとんど車の運転をしてきませんでした。2019年6月にペーパードライバー教習を受けて、現在は毎日車を運転しています。おかしな点や問題点等ありましたら、感想やメッセージでお知らせくださると大変助かります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-24 11:30:45
63585文字
会話率:53%
過去の恋愛の失敗を未だに引きずるこじらせアラサー女子の私、仁科真知(25)
そんな私のことをずっと好きだったと言う同期の宗田優くん(25)
いやいや、宗田くんには私なんかより、若くて可愛い可憐ちゃん(女子力高め)の方がお似合いだよ。
なんて自らまたこじらせる残念な私。
「俺はずっと好きだけど?」
「仁科の返事を待ってるんだよね」
宗田くんのまっすぐな瞳に耐えきれなくて逃げ出してしまった。
これ以上こじらせたくないから、神様どうか私に勇気をください。
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この作品は、ベリーズカフェにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-24 12:12:22
19054文字
会話率:25%