朝起きて、仕事に行って働いて、帰ったら食べて寝る。
そしてまた、朝を迎えたら仕事に行く。
そんなよくある生活を送っていたが、それは日々をなんとか過ごしていただけだった。
ゆっくりと積もっていく疲労と鬱屈と不満。
同僚たちからの些細な仕打ちで
、気づかずに膨らんでいた風船が割れ、すべてを投げ出すことにした。
折しも災害に巻き込まれて異世界で転生したので、すべてやり直せると喜ぶが上手くいかない。
家も出されることになった主人公は、ちょうど暇をもらったという元付き人に従って、この国を見て回ることにする。
(能力)チートもなく、(知識・技術)チートも出来ない自分に何ができるのか。
そして何を思うのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 23:00:00
177011文字
会話率:8%