氷のように冷たく、美しく、誰にも心を許さなかった公爵令嬢・リュシエンヌ。
そして、転生者でありながら超天然なお花畑ヒロイン・フィオナ。
正反対のふたりが、王立学園で再会し、「友情」と「すれ違い」と「ざわめき」に満ちた学園生活が始まる。
無
自覚な恋愛妄想を振りまくフィオナに、冷静沈着なリュシエンヌが静かに(ときに本気で)ツッコミを入れる日々。
けれど、誰よりも素直で、まっすぐなフィオナの存在が、少しずつリュシエンヌの氷を溶かしていく。
感情のないように見えた公爵令嬢が、初めて誰かに心を開き、
全方位お花畑だったヒロインが、ひとりの親友にだけ真剣な想いを向ける。
すれ違い、拗ね、ぶつかり合いながらも育まれていく“かけがえのない友情”。
やがてそれぞれの人生を歩み、結婚し、別々の道を選びながらも――
ふたりの“親友という名の絆”だけは、ずっと変わらず、そばにある。
これは、恋愛では語り尽くせない、ふたりだけの“愛情のかたち”を描いた、
温かくて可笑しくて、少し切ない、ふたりの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 18:00:00
5313文字
会話率:54%
「絶対に絶対に、脳内お花畑娘、自分至上主義でちょっと痛い系のヒロインになんか、なってやるもんかぁーーーーー!」
仕事と恋に疲れ果て、傷心旅行で心を癒していたはずなのに、気づけば子爵令嬢に転生していた。
母は元平民、ストロベリーブロンドをもつ
弱小貴族の娘って、よくあるヒロインポジションじゃん!絶対やだ。そんなティピカルヒロイン人生、絶対に送りたくない!
打倒お花畑思考。ウェルカム論理的思考。
私は地に足つけて、領民の暮らしを守る自立した淑女になってやるんだから!
これは、子爵令嬢ソフィア=フレデリクソンが前世知識を活用して、王国の食料事業や疫病対策に邁進する、異世界転生物語
…のはずだったのだが。
何故か第2のヒロインポジションの男爵令嬢が現れて、王国に混乱を巻き起こす。
「いつでも明るく前向きに生きてる私って、素敵じゃない?」「すごい!すばらしいです!尊敬します。教えてくれてありがとう。でも、これって何なんだっけ?」「王太子様カッコいい。ねぇ、毎日王太子様とお話ししたら、私のこと好きになってくれるかなぁ。くれるよね?」
だめだ、こいつ。全然話が通じない脳内お花畑なティピィカルヒロインだわ…。
かくして打倒お花畑思考の主人公 VS ティピカルヒロインの男爵令嬢の王国物語が幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-15 13:55:27
130225文字
会話率:49%
突発的に死にたい気持ちに駆られる私が結婚をしました。
夫となられた方には恋人がいらっしゃるそうですが、どうでもいいと思います。
それよりも。死にたい気持ちに駆られないように、新しい家で何が出来るでしょうか。
※1日おきの更新です。完
結まで執筆済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-31 18:00:00
63497文字
会話率:47%