「エレオノーラ・フォン・クリスティビー! 今夜をもってお前との婚約を破棄する!」
何言ってやがんだこの浮気男。そう思ったのは私だけではないはずだ。そう…今まさに婚約破棄を突き付けられたエレオノーラお嬢様付きの侍女、オリガ以外もそう思ったこと
だろう。
男爵令嬢を嫉妬から虐めた罰とか何言ってんだお前が婚約者を疎かにしたのがそもそもの始まりだろうが。身分差から口に出せない鬱憤をオリガが煮えたぎらせていると、ショックでお嬢様がお倒れに…そして目を醒ましたら
「わたし、生まれ変わってる!!」
心機一転浮気男をスッパリ諦めるってことですか?? 大変よろしいと思います。
婚約破棄イベントから前世の記憶を取り戻し食の開拓を始める元悪役令嬢。食の快進撃の最中出会った王弟殿下と巻き込まれ…を近くで見守って来た侍女のお話。
「お嬢様は私が守る!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 22:25:30
15615文字
会話率:28%
わたくしの名前は、日本舞踊を代々受け継ぐ如月家のひとり娘、如月 怜奈。
ある日道路に飛び出した子どもを庇って事故に遭ってしまいました。
父上様は幼い頃に亡くなり、母上様ひとりを残して死んでしまうのは、とても心苦しいですが、母上様ならきっと褒
めてくれるでしょう。
ああでも、わたくしも両親のように、愛し愛される恋がしてみたかった。
そう思いながら意識を手放したのですが、目を覚ましてみれば、ここはどこでしょう?
混乱するわたくしの前には、わたくしを睨みつける王子風の青年とかわいらしいご令嬢が。
いえ、そうです、わたくしはセレナ・リュミエール公爵令嬢でしたわ!
「あんたなんか!悪役令嬢なら悪役令嬢らしく、毒々しい見た目で嫌われ役やってれば良いのよっ!」
悪役令嬢……?
なんですのそれ、素敵ですわ!!
おふたりの恋が成就した暁には、わたくしは平民になって自由に生き、恋の相手も見つけます!
有能だけどちょっぴりズレたお嬢様が転生して、相思相愛カップル(王子は自分の婚約者)を応援するために立派な悪役令嬢になることを決意。
でも家族はそうはさせてくれなくて……?
無自覚な魅力で周囲の人々を魅了し、新しい家族や友人達と助け合いながら、ちょっと思っていた方向とは違うけれど幸せになるお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-22 20:06:49
233028文字
会話率:33%
うちのお嬢様は変な事をよく口にする変人で有名だ。
せっかく恵まれた容姿で、家柄もいいのにもったいない…
「騎士!マヨネーズ作ったから味見しなさい!」
「えっ、ちょっ、お嬢様?!なんか変な匂いするんですけdッむぐっ!」
「あれ?顔色がどんどん
真っ青にって…大丈夫!?泡吹いてるわよ!?騎士!?騎士!!」
…もう辞めたい…
そんなお嬢様と初めてあった日の事を話そうか…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-17 21:12:30
1480文字
会話率:36%