狐人族と呼ばれる狐の耳と尻尾を持ち、両親から叩き込まれた薬学と医学の知識を持つ少女『稲荷 紅葉(いなりもみじ)』は、遠くの田舎村から夢を見て飛び出してきた女の子。しかし現実は厳しく……紅葉は街に馴染むことが出来ず、気付くと街から徒歩1日半ほ
どにある村の、さらに外れの廃屋に住むようになっていた。
なんとかかんとか、両親の教育の賜物で、村の薬師として生活を続けていた紅葉だったが、ある日、家を空けている間に空き巣に入られてしまった!(犠牲:朝ご飯)
悲しい事件の末に出会った空き巣の少女『毛毬(けまり)』と、放っておけず一緒に住むことにした紅葉。
二人になったことで賑やかになった家(廃屋)を立て直したり、ご飯のために農業を始めてみたり、毛毬に山菜のことを教えてみたりなどなど、二人の生活は、いつだってイベントづくし。
成長して、いつか胸を張って家に帰れるその日まで、二人ががんばる物語!
ご飯はたくさんたべよう!
※ガールズラブタグは保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-22 22:02:16
28612文字
会話率:64%