この春、小学校二年生になる腕白盛りのユースケ。
そんなユースケはある雪の朝、庭で小さな小さなお婆さんと会い、一緒に雪だるまを作ることになるのだが……
R15指定でもよいのですが、自分ではこれは子供たちにも読んでもらいたいとい
う気持ちがとても強いので、あえてそうしませんでした。
実は(物語は全然違うのですが)小さい頃、私はこういうモチーフ、テーマの童話を読んで、とても心に残ったことがあります。と、いうか、今でも残っております。ただ、その、タイトル、作者名がまったくわからず、これは自分なりのその作品へのオマージュなのです。
<街にいるお母さんに会いたいというわがままを言って夜中に泣き出した子供をお婆ちゃんが背中におぶって裸足で暗い森を歩いていく話>
と、いった感じの童話なのですが、誰か、そんな物語に心当たりがあるよという方は面倒ですが御一報くださるととても嬉しいてす。
最初に思いついた構想時とは全く裏腹に、
ほのぼのとした形を取りながら残酷性、
残酷でもありながら優しさに対する希望を、
はからずも取り混ぜた作品になってしまいました。
個人的にはその“アクシデント”がわりかし気に入っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-29 05:55:01
5160文字
会話率:52%