アレクはのっぴきならない事態に追い込まれていた。満月の夜に狼男の姿になってから、朝になっても人の姿に戻れないのだ。
人の姿に戻れなければ、人里で暮らしていくことはできない。逃げるように別荘へと向かうアレク。
季節は真冬。誰もいないはず
の別荘地の猟場、なぜか地面に残る子供の足跡。
人目を避けて来たのに! とぼやくアレクが出会ったのは……
薬草を煎じるもふもふ人狼と、医者を夢見る男の子の、ほのぼの交流物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-20 20:49:29
9883文字
会話率:44%