少年、コータローは自称『勇者』である。誰かにそう決められたからではなく、異世界転移で得たチートを使って、あらゆる苦難に立ち向かい人々を幸せにすることを誓った、誇りある自称『勇者』なのだ。冬を超える麦を持たない人々、人を襲う獣に肉親を奪われ
た子供、私腹を肥やす悪徳官僚……彼はそれらを目にして立ち上がる。『民主主義』を唱え、弱者が虐げられることのない社会を作ろうと動き出すのであった……。本作は『とりあえず保留にしました』の続編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-24 00:03:58
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会話率:48%