「ねえ、知ってる?蝉って一週間で死んじゃうんだって」
「人」の「夢」と書いて儚いと読む。夢は覚めれば跡形もなく消えてしまうから?
……違うよ。むしろ、「夢」を見ている「人」ほど、存在が不確かで危ういものはないんだよ。混沌に溶けだして、ぐち
ゃぐちゃになって、あなたと私の違いも判らなくなる。その夢が覚めた時、それを見ているあなたでさえも、一緒に消えてしまっているかも――
さあようこそ、究極の無意味の世界へ。恐怖と傍観と不条理に――みんなで一緒に、溺れよう。
平日に(ほぼ)毎日投稿。断片集であり物語ではないため、完結の予定もありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 21:49:47
83481文字
会話率:24%
会社帰りにコンビニに寄り、弁当買ってさあようやく家に着いたぞと思ったこの俺、鞍井門(くらいど)颯真(そうま)は、何の因果かいきなり異世界に飛ばされちまった。
お約束の説明キャラなんて出て来やしねえ。そのおかげで俺はなんでこんな目に遭って
るのかすらわからないときた。理不尽すぎるぜ。
そうだよ、ネットで頼んでた今日到着予定の酒や玩具!! 手を伸ばしてた宅配ボックスにあったはずなんだ!! と思わず叫んだら変な板が目の前に現れた。
アイテムボックス? 収納ボックス? ネットショップ? なんだこれ?
とりあえず、これを使えばなんとかなるか?
そう思った俺に突き付けられた衝撃の事実。転・売・禁・止!!
まあ、それでもいろいろやりようはあるみたいだ。俺はこのアイテムボックスを使ってこの世界で生きていくしかないな。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 06:00:00
1321257文字
会話率:55%
中学一年生のアキテルの住む『夜宵村』は、別名『不可思議村』と呼ばれることもある、不可思議な現象がたびたびおこる村だ。
そんな村へとやって来た一つ年上の先輩、ユウ先輩と共に、アキテルは『怪奇倶楽部』として、さまざまな怪現象を調査することに
。
そしてこのユウ先輩には、アキテルの知らない秘密があようで……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-24 14:44:01
112569文字
会話率:62%
魔王を倒し世界を救った英雄とその一行。しかし真の平和はまだ訪れてはいない。
最終更新:2017-06-26 18:06:38
3373文字
会話率:55%