私たちは肩をくっつけてしゃがみ込み、窓にあたる雨音を聴くようになった。
そんな時は二人とも何も話さない。時間など感じない不思議な世界に存在していた。
恋人同士でもない友達でもない。
あやふやな関係なのに、誠を媒体として溶けてしまうほど
に一つになれるのだ。
ラジオから流れるのは知らない音楽。
口ずさんでしまうのはなぜだろう。
雨の日に恋人になる。それでもいいかもしれない。
きっと雨が恋しくなる。
毎日が雨ならいいのにと思う。
さよならなんて浮かばないほど、どうしようもなく恋人になるのだ───。
愛を語らう相手ではないのに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 10:49:14
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会話率:47%
笑顔がモットー!某精肉店勤務のバイトリーダー(正社員)の妃 悠は、24歳童て……女経験が少ない青年。株でちょっと成金になった彼は、同窓会で学校、クラス共に16年同じだった首席トップの最上 友奈に再会する。しかし、富裕層になった彼とは対象
的に、友奈は株によって家を追われ、公園暮らしの貧乏人に……。そんな事を知らずに二年間過ごしていた悠は、罪悪感から友奈を拾い、同棲する事に──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-14 04:35:38
1385文字
会話率:24%