「師匠、人は死んだら、どこに行くの?」
「うーん……『お星様になるんだよ』っていうのが、昔々からの定番かしらね」
「星って、この空いっぱいの星?」
「そう。だからいつでも一緒ってこと」
「でもそれって、見えてるけど、離れてるよ。それじゃあ
嫌なの」
「そうねぇ……でも、100年……300年先に流れ星は落ちてくるから、また会えるわよ」
「師匠は、また会えたことがあるの?」
「ええ。だから、元気だして。私の可愛い魔法使いさん」
「……師匠がそう言うなら……。私も、流れ星を待つよ」
「遠い時の先、あの子の魂が、またこの地に降ってくる。……迷わず生きなさい。あなたの存在をかたどるものは、あなたの魂、そのままなのだから」
「……うん、ありがとう。師匠」
300年前。巨大な羽根蛇に乗った魔法使いが、戦争の地を水で沈め、2つの国を滅ぼした。
小さな戦争には魔物を、大きな戦争には洪水をおこす、災厄の魔法使い。
やがて、人々は彼女をこう呼ぶようになった。『世界を支配する魔女』――と。
星を見上げ続けた魔女は長い時間に飽きて、別の人間として世界に紛れることにした。
記憶を封じて性別も変え、普通の人間として生きる時間。
しかしその間に、待ち望んだ流れ星はすぐ近くに落ちてきていた。
遠くない未来、魔女を倒すことになる、少年の姿をして。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-19 22:22:34
358083文字
会話率:31%
──もし、理想が全て叶う世界があるならばあなたは移住しますか?
──この世界でのあなたの存在は全て消されます
人は誰でも暗い闇の部分をもっている。その闇が一定のゲージを超えると、人を襲う獣になる。その獣を退治するために理想が全て叶う桃都
(とうと)から派遣者がやってきて罪術(しんじゅつ)という術を使い戦う。
派遣者は闇に満ちた人に対してふたつの選択肢を告げる。
──生き続けるか
理想が叶う世界に行くか──
桃都(とうと)東棟 幹部の "悠(ハル)" と護衛の "ソラ" が様々な闇に触れ、真実を作り出すダークファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-21 20:03:30
5231文字
会話率:53%
豊かな水源に囲まれたど田舎であるリラ王国の第一王子であるアロイスは、生まれたときから顔の半分を痣で覆われ、見目麗しい6人の姫達とは違い、とても異端なる見た目を持って生まれた。そんな異様な容姿からついたあだ名は「バケモノ王子」。彼自身も、そん
な見た目のせいで少々ばかりかだいぶ卑屈に育った。いつかはこの痣の報いを受ける事になる。そう知っていたからだ。
しかし、そんなあるとき、軍事大国アルントから、アロイスに縁談の話がやってくる。
縁談の相手である絶世の美女と名高いシャルロッテ姫は、年下のくせにとても生意気で傲慢。卑屈なアロイスは、はじめシャルロッテ姫を嫌いながらも、とある事件から惹かれるようになっていく──。そうして、イケメン以外はみんな砂利だと思っていたシャルロッテも、無意識のうちにアロイスの優しさに惹かれて行くように。
「見た目よりも、何よりもあなたの存在こそが、私の生きる意味だと知ったその時から」
「私は、貴方とともに生きて行きたいと思ったのです」
アロイスに刻まれた痣の正体─それは、世界を揺るがす大きな罪によるものだった。
しかし、罪人であり忌み子と疎まれてきたアロイスを、シャルロッテは無意識のうちに救っていく。
本格王道恋愛ファンタジーここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-30 08:00:00
60466文字
会話率:43%
ラナは将来、女性で初めての貿易商となり、世界を股にかけて働くことが夢であった。そのために日々勉学にはげみ、王国最高峰の学園を首席で卒業した。
ラナには愛する人がいた。公爵子息エドワード。いわゆるスパダリである。エドワードもラナを愛していた
。しかし、二人には身分の壁があった。ラナは庶子であり、二人は決して結ばれることのない関係だった。
最後の別れにエドワードが用意したラナへの計画。それはラナにとって魔法のような出来事となった……というお話。全編98%恋愛です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-28 22:05:57
14563文字
会話率:44%
多くの異世界の運命を突然握ることになった一人の平凡な日本人、俺。
目の前に現れた美少女は言った。
「あなたは異世界最重要人物なの。あなたの存在がアタシ達の世界を救うの」
科学者だと言う彼女に連れられ、俺は彼女の住む世界へ向かった。
そこ
で軍人であるもう一人の美少女と出会う。
こんな俺でも重要人物として異世界中からチヤホヤされるの?と思ったが、行く先には困難が待ち受けていた。
しかし、こんな可愛い女の子ふたりと一緒だったら割と乗り切れちゃうかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 11:17:42
38502文字
会話率:68%
少年少女が参加するのは、訳ありな舞踏会。
月夜に楽団員の曲が響く。
あなたも、この舞踏会(マスカレード)の参加者になってみませんか?
ところで、あなたの存在意義はありますか?あなたは何者だと、ここは何処だと言い切れますか?
最終更新:2022-09-17 08:58:32
9992文字
会話率:50%
「過去が変えられようとしています。過去が変えられてしまうと、あなたの存在は消滅します。」
謎の女性に告げられた言葉により私は過去へと向かった。
私が私として存在するために。
過去から始まる未来への道標。
最終更新:2022-08-27 10:08:10
49850文字
会話率:27%
毎日、当たり前の様に聴いていた、あなたの音。
玄関の鍵を開ける音も、廊下を歩く音も、全部あなたの存在を示してる。
でも、その音が聴こえるのに、あなたがいない…。
最終更新:2021-09-26 22:14:18
5665文字
会話率:18%
夏のホラー2021参加作品
かくれんぼの様に、じっとして息を殺して潜んでいれば、見つからないと思ってますね。いえいえ、音から判るのですよ。
この部屋に聴こえる音は。
コォォォォォォという、乾いた冷風を吐き出す音と。
ドクン、ド
クンという、熱く命脈打つ音の2つなのです。
先ずはあなたの存在を、しっかりと確認を致しましたよ。よく視えてます。ワタシに宿る力により、あなたの考えてる事も手にとるようにわかります。
よろしくおねがいしますね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-21 14:06:21
2331文字
会話率:9%
私が泣く理由はたくさんあった。
でも最後に辿り着くのは私にとってあなたの存在が大きいから。
私の泣く理由があなたなら、私が笑う理由も……。
最終更新:2020-10-22 17:25:59
322文字
会話率:0%
あなた方は世界をどのように認識しているだろうか。おそらくその認識は世界認識の一部に過ぎない。世界は次元の固定および前進のさせ方によって認識方法が変わる。世界が変わればあなたの存在はどんどんと拡張し、揺らいでいくことだろう。
最終更新:2020-05-20 01:31:38
1969文字
会話率:0%
ノート 書き記し あなたの存在
最終更新:2019-03-30 23:35:58
438文字
会話率:0%
電話の向こうに、
ドアの向こうに、
あなたの存在を感じるだけで。
本当は誰も証明してくれない。
最終更新:2018-12-17 16:30:16
246文字
会話率:15%
「あなたの存在は重大な環境汚染ですね」
「ごめんなさい。カメムシと付き合う方がまだマシです」
「原始の時代の人ですか? 鏡の使い方お教えしましょうか?」
学園一の美少女姫崎詩子は、切れの良い辛辣な告白の返し方から【姫騎士】といわれていた。
半年で500人以上の人間を斬ってきた彼女と付き合える人間はいない。
そう囁かれる中、ぽっちゃり系男子大久野帝斗は、逆に【姫騎士】から告白を受け、付き合い始める。
辛辣な言葉とは裏腹に【姫騎士】は、彼氏の前で優しく“甘々な”女子高生だった。
ある事情から1日1時間限定でお付き合いを始めた2人の“あまあま”でちょっと切ない放課後ラブストーリー。
ジャンル別日間2位! 週間3位をいただきました。
※ 本格的に付き合いはじめるのは6話からです。
※ タイトル・あらすじは度々変更する場合がございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-13 20:45:25
168553文字
会話率:27%
あなたの存在する世界は現実ですか?
あなたの見ているゲームは仮想ですか?
この作品はpixivにも掲載しています。
最終更新:2017-08-27 16:55:49
1167文字
会話率:44%
慣れきってしまったあなたの存在。
最終更新:2017-08-09 15:45:08
255文字
会話率:0%
あなたと言う存在は、どうやら僕の生きる意味みたいです。
恥ずかしながら、今更それに気が付きました。
最終更新:2017-04-13 00:34:54
263文字
会話率:0%
Vanishment:1999 - あなたの存在、消します
http://ncode.syosetu.com/n2881do/
の続編です。
シェアワールド小説企画、コロンシリーズの参加作品です。
http://colonseries.
jp/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-20 23:32:03
2388文字
会話率:41%
1999年の東京。
「あなたの存在、消します」という一文と共に、“バニッシュメントさん”という都市伝説が話題になっていた。
最終更新:2016-10-01 23:59:21
3311文字
会話率:64%
目がさめるとそこは何もない空間、
浮かんでいたのは天使。
「あなたはこのままだと天使にも悪魔にもなれません」
告げられたのは衝撃の事実だった。
「どっちかにはなんないと、あなたの存在このまま消えちゃうんすよねー」
まるで人
ごとのようにチャラい天使に告げられて
どっちつかず、中途半端な私の
天使か悪魔になるための旅が今、始まる______。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-03 21:56:55
1283文字
会話率:38%
あなたの存在は至高だ
キーワード:
最終更新:2016-03-25 23:50:11
597文字
会話率:0%